LANA(ラナ)は、神奈川県湘南出身のラッパー/シンガー。ラッパーLEXの実妹で、2020年にSoundCloudで楽曲の公開を始めた。2022年に「FLAME」でデビューし、ハスキーな歌声とヒップホップ/R&Bを横断するメロディセンスで若年層を中心に支持を拡大。2025年には国内ヒップホップシーン最年少で日本武道館公演を開催し、2026年にはフェス『POP YOURS 2026』でヘッドライナーを務めた。
基本データ
| アーティスト名 | LANA(ラナ) |
|---|---|
| 本名 | 非公表 |
| 生年月日 | 2004年4月3日 |
| 出身地 | 神奈川県(湘南) |
| 活動期間 | 2020年 – 現在(2022年に「FLAME」でデビュー) |
| ジャンル | ヒップホップ/R&B |
| 職業 | ラッパー、シンガー |
| レーベル | LANA MUSIC |
| 公式サイト | LANA Official Site |
母、姉、兄との4人家族で育ち、姉のLiLiはダンサー、兄のLEXはラッパーとして活動している。幼い頃から音楽とダンスが身近にある環境で育ち、兄の提案をきっかけに自ら楽曲制作を始めた。10代の等身大の感情を歌う歌詞と、一度聴いたら忘れられないハスキーボイスを武器に、SoundCloud発の存在からシーンのメインストリームへと駆け上がった。
来歴
2020年、兄LEXの提案で制作した楽曲「HATE ME」をSoundCloudで公開し、音楽活動を始めた。同年、LEXを客演に迎えた「Im Not Her」を配信リリース。2021年にはKiyoki「Phone Call」やKESSO「Want U」などへの客演参加を重ね、2022年3月28日、LEX、Saru jr.fool、taisyovを迎えた「FLAME」でLANAとしてデビューした。同曲は最初のヒット曲となり、同年には「Twerk」「Get It」に加え、ジャージー・クラブを取り入れた「PULL UP」がTikTokのダンス動画を中心に大きな話題を呼んだ。
2023年2月1日にリリースした「TURN IT UP (feat. Candee & ZOT on the WAVE)」が特大ヒットとなり、TikTokが発表した「Year on TikTok 2023」では日本の楽曲ランキングで9位に入った。同年はヒップホップフェスティバル『POP YOURS 2023』に出演し、同フェスのオリジナル楽曲「Makuhari」にBonbero、MFS、Watsonとともに参加。3月にはバイレファンキを基調にした「L7 Blues」を発表し、7月26日にはJP THE WAVYとAwichを迎えた「BASH BASH」を収録する1st EP『19』をリリースした。『SUMMER SONIC 2023』への出演や、Awich「Bad Bitch 美学 Remix」への参加でも注目を集め、11月には「JC・JK流行語大賞2023」のヒト部門で4位となった。
2024年3月6日、EP『19.5』をリリース。同月には専門学校モード学園のテレビCMソングとして書き下ろした「MY LIFE」を発表した。4月には米国の『コーチェラ・フェスティバル』でAwichの出演枠に登場し、「Bad Bitch 美学 Remix」を披露。同月、LEXとの共作曲「明るい部屋」(プロデュースはSTUTS on the WAVE)をリリースした。8月23日には『Forbes JAPAN』の「30 UNDER 30 2024」に選出され、同誌の表紙も務めた。11月13日、1stアルバム『20』をリリースし、同日に初の日本武道館公演の開催を発表。年末からはZeppツアー「Zepp Tour 2024 “20”」を回った。
2025年4月1日、初の日本武道館公演『20 at BUDOKAN』を開催し、8000人を超える観客を集めた。この公演は国内のヒップホップシーンで最年少での武道館公演と報じられている。翌4月2日にはデラックス版『20 +』をリリース。4月から9月にかけてはApple Musicのラジオ番組『LANA's ROOM Radio』のホストも務めた。9月24日にEP『Like a Flower』をリリースし、10月5日の横浜アリーナ、11月3日の大阪城ホールで自身初のアリーナツアー「LANA ARENA TOUR 2025 “LIKE A FLOWER”」を開催した。
2026年4月3日、自身の誕生日に『POP YOURS 2026』の初日ヘッドライナーを務めた。同フェスに向けてはElle Teresaとの楽曲「こんな日は」も発表。4月30日からは自身最大規模の全国ツアー「LANA LIVE TOUR 2026 “DIAMONDS IN THE SKY”」を開催し、8月4日・5日には国立代々木競技場第一体育館でファイナル2DAYSを行った。同年はレッドブルとのコラボレーション楽曲「Diamonds in the Sky」、Tinderのブランドキャンペーンソング「Drama Queen」を手がけたほか、6月17日には中村あゆみの「翼の折れたエンジェル」のカバーを配信。7月には初のドラマ主題歌となる「Truth in the dark」(読売テレビ・日本テレビ系『一次元の挿し木』)を発表し、8月29日にはNHK Eテレの特集番組で兄LEXと地上波テレビ番組に初出演、同番組をきっかけに制作した新曲「STARS」を9月23日にリリースした。
| 年 | 出来事 |
|---|---|
| 2020年 | 「HATE ME」をSoundCloudで公開し活動開始。「Im Not Her (feat. LEX)」を配信リリース |
| 2022年 | 「FLAME」でデビュー。「PULL UP」がTikTokでヒット |
| 2023年 | 「TURN IT UP」が大ヒット(Year on TikTok 2023 日本の楽曲ランキング9位)。1st EP『19』リリース。『POP YOURS 2023』『SUMMER SONIC 2023』出演。「JC・JK流行語大賞2023」ヒト部門4位 |
| 2024年 | EP『19.5』リリース。「MY LIFE」がモード学園のCMソングに。コーチェラでAwichのステージに登場。『Forbes JAPAN』「30 UNDER 30 2024」選出。1stアルバム『20』リリース |
| 2025年 | 日本武道館公演『20 at BUDOKAN』開催(国内ヒップホップシーン最年少)。『20 +』、EP『Like a Flower』リリース。初のアリーナツアー(横浜アリーナ/大阪城ホール)開催 |
| 2026年 | 『POP YOURS 2026』でヘッドライナー。全国ツアー「DIAMONDS IN THE SKY」(ファイナルは国立代々木競技場第一体育館2DAYS)。初のドラマ主題歌「Truth in the dark」。「STARS」リリース |
音楽性
LANAの音楽の核は、ヒップホップとR&Bを横断するメロディセンスと、ハスキーな声質にある。メンフィス・ラップ、ジャージー・クラブ、バイレファンキなど、楽曲ごとにビートの出自が大きく異なり、型を決めずにさまざまな要素を吸収するハイブリッドな作風が特徴だ。こぶしを効かせた歌唱法に日本の土着的なルーツがにじむ点も指摘されており、日本と欧米のギャル文化を融合させた存在として位置づけられている。
歌詞の面では、家庭環境や失恋、挫折といった否定的な側面も隠さずに等身大の言葉で歌う作風が、同世代を中心に強い共感を集めてきた。近年の楽曲からはポジティブな力強さが増したと評されており、弱さや葛藤をさらけ出しながら前へ進む姿勢が支持の核になっている。2026年の代々木公演のレポートでは、米国の現行ヒップホップを意識したフロウや感情を込めた表現力に加え、ツアーを通じて歌唱とラップが進化したとも評された。
ディスコグラフィ
※本記事のApple Musicリンクはアフィリエイトリンクです。
| リリース日 | タイトル | 種別 |
|---|---|---|
| 2020年5月13日 | Im Not Her (feat. LEX) | 配信シングル |
| 2022年3月28日 | FLAME (feat. LEX, Saru jr.Fool & taisyov) | 配信シングル(デビュー曲) |
| 2022年7月13日 | Twerk | 配信シングル |
| 2022年7月27日 | Obsession | コラボレーション・シングル(O.B.S, LANA, EASTA, Tade Dust & Bonbero名義) |
| 2022年9月14日 | Get It (feat. ZEN & KESSO) | 配信シングル |
| 2022年11月30日 | PULL UP | 配信シングル |
| 2022年12月7日 | Xmas with U | 配信シングル |
| 2023年2月1日 | TURN IT UP (feat. Candee & ZOT on the WAVE) | 配信シングル |
| 2023年3月15日 | L7 Blues | 配信シングル |
| 2023年4月19日 | Makuhari (feat. MFS) | コラボレーション・シングル(Bonbero, LANA & Watson名義/『POP YOURS』オリジナル楽曲) |
| 2023年5月22日 | Bad Bitch Bigaku | コラボレーション・シングル(Awich, NENE, LANA & MaRI名義) |
| 2023年7月26日 | 19 | 1st EP |
| 2023年12月6日 | 99 | 配信シングル |
| 2023年12月13日 | 99 (Sped Up) | 配信シングル |
| 2024年2月14日 | 24/7 YOU... | 配信シングル |
| 2024年3月6日 | 19.5 | EP |
| 2024年4月10日 | 明るい部屋 | コラボレーション・シングル(LEX & LANA名義) |
| 2024年5月1日 | MY LIFE | 配信シングル(モード学園テレビCMソング) |
| 2024年7月24日 | ティファニーで朝食を | 配信シングル(LANA & LEX名義) |
| 2024年8月21日 | it's okay | 配信シングル |
| 2024年9月25日 | Still Young More Rich (feat. Watson) | 配信シングル |
| 2024年10月9日 | HATE ME | 配信シングル(活動初期のSoundCloud楽曲の再録版) |
| 2024年11月13日 | 20 | 1stアルバム |
| 2024年12月16日 | Cartier | 配信シングル |
| 2025年2月19日 | 花・魁 feat. Medusa, E.V.P & IFE | 配信シングル |
| 2025年4月2日 | 20 + | アルバム(『20』デラックス・エディション) |
| 2025年7月30日 | Summer Ride (feat. ¥ellow Bucks) | 配信シングル |
| 2025年9月19日 | Icy Tale | 配信シングル(Bose × NME『C25』収録) |
| 2025年9月24日 | Like a Flower | EP |
| 2026年2月11日 | KATTARINA | 配信シングル |
| 2026年3月18日 | こんな日は | コラボレーション・シングル(LANA & Elle Teresa名義) |
| 2026年4月22日 | Diamonds in the Sky | 配信シングル(レッドブル コラボレーションソング) |
| 2026年5月20日 | Drama Queen | 配信シングル(Tinder 2026年ブランドキャンペーンソング) |
| 2026年6月17日 | 翼の折れたエンジェル | 配信シングル(中村あゆみのカバー) |
| 2026年8月5日 | Truth in the dark | 配信シングル(ドラマ『一次元の挿し木』主題歌) |
| 2026年9月23日 | STARS | 配信シングル |
本表はLANAが主名義(共作名義を含む)の作品のみを掲載している。他アーティストの作品への客演では、Awich「Bad Bitch 美学 Remix」(2023年)、加藤ミリヤ「LONELY (feat. LANA)」(2024年)、JP THE WAVY & JIGG「What's Poppin」(2023年)、YZERR「Miss Luxury」(2025年)、MaRI「Not Your Mama (feat. LANA)」(2025年)などに参加してきた。また、活動初期にSoundCloudのみで公開された楽曲(「THAT IS US」「LOVE DRUG」など)はApple Musicでは配信されていない。
代表曲
FLAME (feat. LEX, Saru jr.fool & taisyov)
LANAとしてのデビュー曲。兄LEXらを客演に迎え、最初のヒット曲となった。SoundCloud時代から一転、シーンの表舞台へ躍り出るきっかけとなった一曲。
TURN IT UP (feat. Candee & ZOT on the WAVE)
LANA最大のヒット曲。TikTokを中心にバイラルし、「Year on TikTok 2023」の日本の楽曲ランキングで9位に入った。ラップシーンを超えてJ-POPチャートの上位にも定着した、彼女の名を全国区に押し上げた一曲。
PULL UP
ジャージー・クラブを取り入れたダンストラック。TikTokのダンス動画を中心に盛り上がり、デビュー年のLANAを象徴する一曲となった。公式のミュージックビデオはなくリリックビデオのみのため、Apple Musicへのリンクで紹介する。
L7 Blues
バイレファンキをベースにしたアッパーなビートに、過去の苦悩から現在の進撃までを乗せて歌った一曲。EP『19』とアルバム『20』の両方に収録された、初期LANAのアンセム。
BASH BASH (feat. JP THE WAVY & Awich)
1st EP『19』の収録曲。JP THE WAVYとAwichを迎えたフロアバンガーで、同世代のトップランナーたちとの共演がLANAの現在地を示した一曲。
it's okay
1stアルバム『20』収録。等身大の感情を歌う歌詞が共感を呼び、アルバム期のLANAを代表するヒット曲となった。公式のミュージックビデオはないため、Apple Musicへのリンクで紹介する。
今後のライブ
2026年12月については、12月27日に幕張メッセ国際展示場で開催される年末フェス『COUNTDOWN JAPAN 26/27』への出演が、公式サイトのライブスケジュールで発表されている。確認日時点で、その他の2026年12月の出演発表はない。
- 2026年12月27日(日)『COUNTDOWN JAPAN 26/27』(幕張メッセ国際展示場1~11ホール・イベントホール)
出典・確認日
- LANA 公式サイト(プロフィール/ライブスケジュール)
- Apple Music(アーティストページ/各作品ページ、iTunes Lookup APIで確認)
- Real Sound(『COUNTDOWN JAPAN 26/27』出演発表)
- FNMNL(LEX & LANA「明るい部屋」リリース記事)
- ムーヴメントプレス(「LANA LIVE TOUR 2026」開催発表)
- プレスリリース(Spotify/TikTok「Buzz Tracker」、ZEROTOKYO公演情報)
- Wikipedia「LANA」(補助資料)
確認日:2026年11月2日
