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JAPANESE HIP-HOP
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アーティスト名鑑

KOWREE

読み方こうりー

UMB島根予選を5回制した男がいる。KOWREE(こうりー)、島根のラッパーだ。2012年から2019年にかけて島根予選を制し続け、本戦にも5度出場した山陰の絶対王者でありながら、制作面ではMitsu The BeatsやO.N.Oといった全国級のプロデューサーと接続し、2026年10月の最新シングルまで発表を続けている。バトルの王者と制作者、その両輪がこの人の強さだ。

基本データ

名義 KOWREE
読みがな こうりー
拠点 島根県
所属 TRAQLOUD
活動形態 ラッパー(ソロ/呼煙魔のメンバー)
本名・生年月日・出身市 公式に公表されていない(本記事では記載しない)
公式SNS X:@KOWREE0853/Instagram:@kowree_tqld

来歴

KOWREEの名を島根に刻んだのはUMBだ。公式プロフィールによれば島根予選を5回制覇(2012年、2013年、2014年、2016年、2019年)し、本戦にはその都度出場した。本戦での最高成績は初出場の2012年のベスト8。2013年はベスト16でR-指定に敗れ、2019年はベスト32でその年の優勝者Authorityに敗れた。戦極MCBATTLEでも第7章ベスト8などの記録があり、バトル記録サイトjp-hphpの通算成績は9勝11敗。2025年にはテレビ番組『フリースタイル日本統一』の47都道府県対抗シーズンに出演している(チーム編成と結果は公式情報では確認できていない)。

制作面の歩みも長い。2013年に1stアルバム『Straight Out From Cloud』、2014年にEP『COAST TO COAST』(配信は確認できていない)、2016年に2ndアルバム『REASON TO LIVE』を発表。2017年には呼煙魔とのジョイントアルバム『2penetrate』を出し、2020年の3rdアルバム『Gene And Thought』ではKEN THE 390、紅桜、Mitsu The Beats、O.N.Oらが参加した。地方の予選王者のアルバムに全国級の名前が並ぶ。この接続の太さが、KOWREEを単なる「地方のバトラー」で終わらせていない理由だと思う。2023年にはchop the onionとの共作『Golden Ratio』(CD盤、配信は確認できていない)、2025年には呼煙魔と約8年ぶりに再結集して『KROSS OVER』を発表。そして2026年10月、BUPPONを迎えO.N.Oがプロデュースしたシングル「BE」を配信した。デビューから13年、まだ現在進行形である。

年表

時期 出来事
2012年 UMB島根予選を制覇し本戦ベスト8
2013年3月13日 1stアルバム『Straight Out From Cloud』をリリース
2014年 EP『COAST TO COAST』をリリース。UMB島根予選制覇
2016年4月6日 2ndアルバム『REASON TO LIVE』をリリース。UMB島根予選制覇
2017年9月6日 呼煙魔とのジョイントアルバム『2penetrate』をリリース
2019年 UMB島根予選5回目の制覇。EP『WELCOME 2 DA B-SIDE』をリリース
2020年5月6日 3rdアルバム『Gene And Thought』をリリース
2025年1月29日 呼煙魔との『KROSS OVER』をリリース(約8年ぶりの再結集)
2026年10月 シングル「BE feat. BUPPON」(prod. O.N.O)をリリース

バトル戦績

UMB本戦の年次成績は、2012年ベスト8、2013年ベスト16、2014年1回戦敗退、2016年1回戦敗退、2019年ベスト32。島根予選5回制覇という予選での支配力に対して、本戦ではベスト8が最高成績という対比がある。ただ、2013年に当たったR-指定、2019年に当たったAuthorityはいずれもその時代の頂点級の相手で、組み合わせの不運もあった。戦極MCBATTLEでは第7章ベスト8、第17章ベスト16などの記録があり、UMB以外の全国大会でも結果を残している。

音楽性

KOWREEの音源は、ジャジーでソウルフルなビートに乗るフロウが軸だ。『Gene And Thought』にMitsu The Beatsが参加していることに象徴されるように、土臭さと洗練の同居が持ち味である。UMBコンピレーションに提供した「島根代表」は、タイトル通り地元を背負う宣言の曲。バトルで培った言葉の圧は音源でも生きているが、近年の「BE」のようにO.N.Oのプロデュースで今の音に更新し続ける姿勢も見える。王者の肩書きに安住しないのがこの人の音の特徴だと思う。

ディスコグラフィ

※本記事のApple Musicリンクはアフィリエイトリンクです。

発売日 タイトル 備考
2013-03-13 Straight Out From Cloud 1stアルバム(全12曲)
2014年 COAST TO COAST EP。Apple Musicでの配信は確認できていない
2016-04-06 REASON TO LIVE 2ndアルバム(全13曲)
2017-09-06 2penetrate(Kowree × 呼煙魔) ジョイントアルバム(全10曲)
2019年 WELCOME 2 DA B-SIDE EP。Apple Musicでの配信は確認できていない
2020-05-06 Gene And Thought 3rdアルバム(全11曲)
2023-05-24 Golden Ratio(KOWREE × chop the onion) 共作アルバム(CD盤)。Apple Musicでの配信は確認できていない
2025-01-29 KROSS OVER(KOWREE & 呼煙魔) ジョイントアルバム(全10曲)

主なシングル:Rainy Rainy(2019年)、独白 [S58REMIX](2019年)、BOYS & QUEENS(2024年)、K.O.(2024年)、Sky's the Limit(2026年)、BE (feat. BUPPON)(2026年)。コンピレーション参加:UMBコンピレーション「島根代表」(2012年)。客演では符和「CLASSIC (feat. KOWREE, Jun Saitou & 佐々木 真央)」など。FEIDA-WANとの共作「LOUDER THAN WORDS」は呼煙魔のアルバム収録曲として知られる(アルバム自体の配信は確認できていない)。

代表曲

  • 「BE feat. BUPPON」——2026年の最新シングル。O.N.Oプロデュースで、公式MVも公開されている。現在のKOWREEの入口に最適な一曲。
  • 「未来 feat. ACHARU」——公式MVのある共演曲。島根の空の下で歌う姿が印象に残る。
  • 「I'm Still In a Dream」——ソロの公式MV。夢を追い続ける姿勢を歌った、来歴と地続きの一曲。
  • 「BOYS & QUEENS」——2024年のシングルのMV。王者の余裕と遊び心が同居している。
  • 「K.O. (Tru Master)」——タイトルに反してジャジーな質感の一曲。公式MVでどうぞ。
  • 「覚悟」——1stアルバム『Straight Out From Cloud』収録。初期の決意表明。公式MVがないためApple Musicのプレーヤーで。
  • 「TRIGGER」——『REASON TO LIVE』収録。引き金を引くような勢いのある初期の代表曲。

関連リンク

  • R-指定(UMB2013本戦で対戦)
  • FEIDA-WAN(「LOUDER THAN WORDS」で共演。中国地方のバトルMC同士)
  • O.G.K(UMBコンピレーション『UMBC』で同じく地方代表曲を担当)

出典・確認日

  • diskunion(TRAQLOUD公式プロフィール)
  • ORICONプロフィール
  • jp-hphp(MCバトル戦績データベース)
  • Apple Music / iTunes(作品登録情報)
  • YouTube公式チャンネル(BLACKSUN IZM)
  • 確認日:2026年11月8日

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