ANARCHY(あなーきー)は、京都市伏見区向島の市営団地・向島団地出身のラッパー。父子家庭で育った生い立ちを赤裸々に歌うスタイルで、2006年の1stアルバム『Rob The World』が音楽誌の年間ベストに選ばれるなど、日本語ラップを代表する存在となった。2014年にavexからメジャーデビュー。2019年には映画『WALKING MAN』で監督も務め、2026年に10枚目のアルバム『Crest』を発表した。
基本データ
| アーティスト名 | ANARCHY(あなーきー) |
|---|---|
| 本名 | 北岡健太(きたおか けんた) |
| 生年月日 | 1981年9月2日 |
| 出身地 | 京都市伏見区向島(大阪府生まれ) |
| 身長・血液型 | 非公表 |
| 活動開始 | 1995年 |
| 所属・レーベル | R-RATED RECORDSを経て、2014年にavexの「CLOUD 9 CLiQUE」からメジャーデビュー。2018年に自身のレーベル/プロダクション「ONEPERCENT」を設立 |
| 関連グループ | RUFF NECK(2000年結成) |
| 公式サイト | avex.jp/anarchy |
来歴
1981年に大阪府で生まれ、1984年に京都府の市営団地へ転居。向島団地で父子家庭に育つ。1995年にラッパーとしての活動を始め、1998年にZEEBRAが出演する音楽番組を見て本格的にラッパーを志した。2000年、JC、NAUGHTY、YOUNG BERY、DJ AKIOとクルー「RUFF NECK」を結成。2003年に自主制作EP『Ghetto Day'z』を発表し、その後RYUZOが立ち上げたR-RATED RECORDSの発足に合流した。
2005年12月、シングル『Ghetto King』でデビュー。2006年には自身の生い立ちを歌ったシングル『Growth』を経て、1stアルバム『Rob The World』を発表し、『ミュージック・マガジン』『Riddim』などで年間ベストアルバムに選出された。2008年には自伝『痛みの作文』(ポプラ社)を刊行し、2ndアルバム『Dream and Drama』をリリース。収録曲「Fate」のMVはSPACE SHOWER MUSIC VIDEO AWARDS 2009で「BEST HIP HOP VIDEO」を受賞した。2011年にはMUROプロデュースの3rdアルバム『Diggin' Anarchy』を発表し、日本のヒップホップアーティストとして初のBillboard Live Tokyo単独公演を行った。2013年の4thアルバム『DGKA (DIRTY GHETTO KING ANARCHY)』はフリーダウンロードで公開され、米配信サイトのチャートで1位を獲得した。
2014年1月、avexのヒップホップ専門レーベル「CLOUD 9 CLiQUE」への移籍を発表。メジャーデビューシングル「Right Here」では、ユネスコ世界遺産・清水寺で史上初めてミュージックビデオ撮影を行った。同年7月にメジャー1stアルバム『NEW YANKEE』をリリース。2018年にはレーベル/プロダクション「ONEPERCENT」を設立し、WILYWNKAやLeon Fanourakisら若手と契約した。2019年には長編映画『WALKING MAN』で初監督を務め、主題歌も担当。2021年の『NOISE CANCEL』は客演を一切起用しないセルフプロデュース作となった。2024年に『LAST』、2026年に全曲KMプロデュースの『Crest』を発表した。
年表
| 1995年 | ラッパーとしての活動を開始 |
|---|---|
| 2000年 | RUFF NECKを結成 |
| 2005年 | シングル『Ghetto King』でデビュー |
| 2006年 | 1stアルバム『Rob The World』。音楽誌の年間ベストアルバムに選出 |
| 2008年 | 自伝『痛みの作文』刊行。2nd『Dream and Drama』。「Fate」MVがMVA 2009でBEST HIP HOP VIDEO受賞 |
| 2011年 | 3rdアルバム『Diggin' Anarchy』。日本のヒップホップアーティスト初のBillboard Live Tokyo単独公演 |
| 2013年 | 4thアルバム『DGKA』をフリーダウンロードで公開 |
| 2014年 | avex「CLOUD 9 CLiQUE」からメジャーデビュー。シングル「Right Here」、アルバム『NEW YANKEE』 |
| 2016年 | 6thアルバム『BLKFLG』。『HiGH&LOW』シリーズに出演 |
| 2018年 | レーベル/プロダクション「ONEPERCENT」を設立 |
| 2019年 | 7thアルバム『The KING』。初監督映画『WALKING MAN』公開 |
| 2021年 | 8thアルバム『NOISE CANCEL』 |
| 2024年 | 9thアルバム『LAST』 |
| 2026年 | 10thアルバム『Crest』 |
音楽性・スタイル
向島団地での暮らしや父子家庭の生い立ち、少年時代の挫折といった実体験を、一人称で赤裸々に綴るリリックが核にある。「Growth」や「Fate」に代表されるように、貧しさや逆境を美化せず、それでも前へ進む意志をエモーショナルに歌い上げるスタイルは、「ゲットーからの成功譚」を体現するものとして定着した。
一方で、MUROがプロデュースした『Diggin' Anarchy』、Statik Selektah全曲プロデュースのEP『My Mind』(2023年)、KM全曲プロデュースの『Crest』(2026年)など、プロデューサーとの一対一の共同制作も節目ごとに取り入れてきた。AK-69、KOHH、般若、KREVA、Awichら世代を超えたアーティストとの共演・客演の多さも特徴だ。
ディスコグラフィ
※本記事のApple Musicリンクはアフィリエイトリンクです。
スタジオアルバム(全10作)
| 発売日 | タイトル | レーベル | Apple Music |
|---|---|---|---|
| 2006年12月13日 | Rob The World | R-RATED RECORDS | Apple Music |
| 2008年9月10日 | Dream and Drama | R-RATED RECORDS | Apple Music |
| 2011年8月3日 | Diggin' Anarchy | R-RATED RECORDS | Apple Music |
| 2013年11月13日 | DGKA (DIRTY GHETTO KING ANARCHY) | R-RATED RECORDS | Apple Music |
| 2014年7月2日 | NEW YANKEE | AVEX ENTERTAINMENT | Apple Music |
| 2016年7月6日 | BLKFLG | AVEX ENTERTAINMENT | Apple Music |
| 2019年3月13日 | The KING | AVEX ENTERTAINMENT | Apple Music |
| 2021年6月18日 | NOISE CANCEL | THE NEVER SURRENDERS | Apple Music |
| 2024年11月27日 | LAST | LAND MUSIC | Apple Music |
| 2026年3月27日 | Crest | Anarchy | Apple Music |
『DGKA』(2013年)は当初フリーダウンロードで公開された作品で、現在はApple Musicでも配信されている。『The KING』(2019年)は13,000円で数量限定リリースされた。『Crest』(2026年)は全9曲をKMがプロデュースした配信リリース。
その他の作品
- EP:『Ghetto Day'z』(2003年、自主制作)、『My Mind - EP』(2023年、LAND MUSIC。全曲Statik Selektahプロデュース)
- シングル:『Ghetto King』(2005年)、『Growth』(2006年)、『MY WORDS』(2007年)、「Right Here」(2014年)、「WALKING MAN」(2019年)、「Promise feat. Awich」(2020年)、「MY MIND」(2023年)
- RUFF NECK:『RUFF TREATMENT』(2012年)
- コンピレーション:『WALKING MAN THE ALBUM』(2019年)、『THE NEVER SURRENDERS』(2021年、ANARCHYプロデュース)
- 著書:『痛みの作文』(2008年、ポプラ社)
代表曲
- Growth(2006年、シングル/『Rob The World』収録):自身の生い立ちを歌った、初期の代表曲。(Apple Musicで聴く)
- Fate(2008年、『Dream and Drama』収録):2ndアルバムのリード曲。MVがSPACE SHOWER MUSIC VIDEO AWARDS 2009で「BEST HIP HOP VIDEO」を受賞した。(
) - Playing In The Ghetto(2011年、『Diggin' Anarchy』収録):MUROプロデュースの3rdアルバムからの代表曲。ゲットーの日常を描いた。(
) - Right Here(2014年、シングル/『NEW YANKEE』収録):メジャーデビューシングル。MVはユネスコ世界遺産・清水寺で史上初めて撮影された(Apple Musicで聴く
- WALKING MAN(2019年、シングル):自身の初監督映画『WALKING MAN』の主題歌。(
) - 1mm(2025年):近年の代表曲。LAND公式チャンネルで公式MVが公開された。(
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俳優活動・その他の活動
俳優としては、映画『TOKYO TRIBE』(2014年)に本人役で出演し、ドラマ/映画『HiGH&LOW』シリーズ(2015〜2017年)では9(ナイン)役を演じた。2019年には長編映画『WALKING MAN』で初監督を務め、自身の実体験を盛り込んだ半自伝的な作品となった。
レーベル運営では、2018年に設立したONEPERCENTからWILYWNKA、Leon Fanourakisらを輩出。2021年にはプロデュースコンピレーション『THE NEVER SURRENDERS』を発表するなど、後進の育成にも取り組んでいる。2017年にはAbemaTV『ラップスタア誕生』の審査員も務めた。
今後のライブ
PLAY MAGAZINEのライブ情報に掲載されている2026年12月の公演は、現時点ではありません。新しい情報が入り次第、本ページとライブ・チケット欄でお知らせします。
情報源:ANARCHY avex公式プロフィール、音楽ナタリー、Apple Music、映画『WALKING MAN』公式サイトほか(2026年11月2日確認)。最新の情報は公式発表をご確認ください。
