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JAPANESE HIP-HOP
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アーティスト名鑑

CHICO CARLITO

読み方ちこかるりーと

CHICO CARLITO(チコ・カリート)は、沖縄県那覇市出身のラッパー。2012年にラップを始め、2015年にMCバトルの大会『ULTIMATE MC BATTLE GRAND CHAMPIONSHIP』で優勝。テレビ朝日『フリースタイルダンジョン』の初代モンスターとして広く知られるようになった。ハイトーンボイスとビートの後ろに乗る独特のフロウ、沖縄と家族を主題にしたリリックで評価され、2023年の「Let Go feat. 柊人」はストリーミングで1,000万回以上再生されるヒットとなった。2026年には4thアルバム『紅碧』を発表し、OZworldとのタッグで『BATTLE SUMMIT III』に優勝、Awich、ONE OK ROCK、Paleduskとのプロジェクト「YAO」への参加など、活動の幅を広げている。

基本データ

アーティスト名 CHICO CARLITO(チコ・カリート)
本名 非公表
生年月日 1993年11月28日
出身地 沖縄県那覇市
活動期間 2012年 -
ジャンル ヒップホップ/ラップ
職業 ラッパー
レーベル Timeless Edition Rec.(1stアルバム『Carlito's Way』)。『Sandra's Son』以降は自身の名義でリリース
公式サイト 公式X(@unten1993)

1993年、沖縄県那覇市に生まれる。沖縄尚学高校時代はメロコア系のバンドを組んでボーカルを務めていたが、2012年に唾奇との出会いをきっかけにヒップホップに傾倒し、ラップを始めた。2013年に大学進学のため埼玉県へ移り、本格的にラッパーとしての活動を開始した。

名前の「CHICO」は、プエルトリコ系のアメリカ軍人だった母方の祖父のあだ名から採ったもの。「CARLITO」は映画『カリートの道』に由来し、主人公が祖父と同じプエルトリコ系であること、映画の公開年が自身の誕生年と同じ1993年だったことから名付けたという。バトルで頭角を現す一方、作品では沖縄の風景や家族の記憶を歌い続け、アルバムタイトルにも母(『Sandra's Son』)や祖母(『Grandma's Wish』)への想いを刻んできた。

来歴

2012年5月、浪人していたCHICO CARLITOは、友人のアルバイト先で知り合った唾奇の影響で鬼の「小名浜」を聴いたことがきっかけでヒップホップを聴き始める。同年9月、唾奇に誘われてMCバトルの大会を観たことが転機となり、自身もラップを始めた。2013年春に大学進学のため沖縄県から埼玉県に引っ越し、同年8月に初めてライブを行った。

バトルでの快進撃が続く。2014年にはMCバトルの大会『戦極MC感謝祭 其の二 ミュージックビデオ杯』で優勝し、自身のソロ曲「C.H.I.C.O.」をミュージックビデオとして発表した。2015年には『ULTIMATE MC BATTLE GRAND CHAMPIONSHIP』をリベンジ枠から勝ち上がって優勝し、バトルシーンの頂点に立った。

2016年、社会現象となったテレビ朝日『フリースタイルダンジョン』の初代モンスター(2ndシーズンから参加)としてレギュラー出演し、メディア露出が急増した。同年12月7日、1stアルバム『Carlito's Way』をTimeless Edition Rec.からリリース(オリコン80位)。2017年10月11日には1stミニアルバム『Septile1 - 南方作戦』を発表し、同年からは沖縄ゆかりのラッパーを集めた主催イベント「AREA47」を開催している。

2018年12月にはEP『volver ep』を発表(現在は配信停止)。2020年10月にはシングル「Ryukyu Style」をリリースした。2022年2月9日、2ndアルバム『Sandra's Son』を発表。リリース後に行われたキャリア初のワンマンライブ(渋谷WWW)は、チケットが2時間でソールドアウトした。同年8月にはプロデューサーのA-KAYとのEP『EL FARO』を発表している。

2023年6月30日、3rdアルバム『Grandma's Wish』をリリース。収録曲「Let Go feat. 柊人」はストリーミングで1,000万回以上再生され、YouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」への出演も話題となった。同年8月には『ミュージックステーション』3時間半スペシャルに出演。全国ツアー「One Man Live Tour 2023 "Grandma's Wish"」を開催し、ファイナルの恵比寿LIQUID ROOM公演を成功させた。2024年7月には『Grandma's Wish (Deluxe Edition)』を発表している。

2026年は大きな動きが重なった。Awich、ONE OK ROCK、Paleduskとのクロスジャンル・プロジェクト「YAO」が始動し、シングル「777」(7月7日)、「For Okinawa」(9月4日)をリリース。8月にはOZworldとのタッグで賞金5,000万円のMCバトル大会『BATTLE SUMMIT III』に出場し、決勝でT-PablowとZeebraのタッグを破って優勝した。8月10日には4thアルバム『紅碧』(べにあおい)を発表し、8月29日にはZepp Haneda(TOKYO)でキャリア最大規模のワンマンライブ『Red and Blue』を開催。10月30日にはMIYACHIとのコラボシングル「CHOTTO CHIGAU」をMass Appealからリリースした。

音楽性

CHICO CARLITOのラップの特徴として、独特なハイトーンボイスと、リズミカルなフロウの連打が挙げられる。リズムがビートから0.5拍ほど後ろにずれて乗る独特のグルーヴも個性の一つで、「ビートの後ろの方に乗っている」ような感覚が聴き手に強い印象を残す。MCバトルで培った圧倒的なスキルと、歌心のあるメロディアスな楽曲を両立させている点が持ち味である。

リリックの主題は、地元・沖縄の風景と、家族の記憶である。祖母への想いを歌った「Let Go feat. 柊人」、母の名を冠した『Sandra's Son』など、身近な人々への眼差しが作品の核にある。4thアルバム『紅碧』では、父親となった自身の覚悟や葛藤が赤裸々に表現され、タイトルの「紅碧」には情熱(紅)と静寂・葛藤(碧)の対比が込められた。バトルシーンの重要人物でありながら、「ラップシーンきってのリリシスト」として評価される理由がここにある。

ディスコグラフィ

※本記事のApple Musicリンクはアフィリエイトリンクです。

リリース日 タイトル 種別
2016年5月18日 フリースタイル・ダンジョン 2016 シングル(掌幻, CHICO CARLITO, 焚巻 名義)
2016年10月21日 朔 EP(Apple Musicでの配信なし)
2016年12月7日 Carlito's Way アルバム
2017年10月11日 Septile1 - 南方作戦 ミニアルバム
2018年12月2日 HITORIGOTO シングル
2018年12月26日 volver ep EP(現在は配信停止)
2020年10月2日 Ryukyu Style シングル
2021年7月28日 Red Bull 64 Bars シングル
2021年12月8日 Gati (feat. ELIONE & JP THE WAVY) シングル
2022年1月19日 Never Go Back シングル
2022年2月9日 Sandra's Son アルバム
2022年8月3日 EL FARO EP(CHICO CARLITO & A-KAY名義)
2022年9月1日 Day by Day シングル
2023年4月28日 The Saga Continues シングル
2023年5月31日 The Best Kid (feat. Bonbero) シングル
2023年6月30日 Grandma's Wish アルバム
2023年12月20日 Let Go feat. 柊人 (Sped Up) シングル
2024年1月31日 Let Go feat. 柊人 - From THE FIRST TAKE シングル
2024年2月17日 地元の唄 (Remix) シングル(CHICO CARLITO & 般若 名義)
2024年6月30日 欲張 feat. Jin Dogg シングル
2024年7月27日 Grandma's Wish (Deluxe Edition) アルバム
2024年12月2日 ティンサグヌ花 シングル
2025年8月22日 HOOD HUMOR シングル
2026年5月13日 In return シングル
2026年7月4日 Broadcasting (feat. 柊人 & ジェロニモR.E) シングル
2026年7月7日 777 シングル(YAO名義)
2026年8月10日 紅碧 アルバム
2026年9月4日 For Okinawa シングル(YAO名義)
2026年10月30日 CHOTTO CHIGAU シングル(MIYACHI & CHICO CARLITO名義)

客演参加も数多く、ONE OK ROCKのアルバム『DETOX』収録「C.U.R.I.O.S.I.T.Y. (feat. Paledusk and CHICO CARLITO)」(2025年)、般若のアルバム『シン・おはよう日本』収録「もっといける (feat. GADORO & CHICO CARLITO)」(2023年)、hokuto「Shooting Star feat. CHICO CARLITO & R-指定」(2021年)、OZworld「琉 ~Ryu~ (feat. CHICO CARLITO & Awich)」(2020年)など、世代やジャンルを超えた共演を重ねている。Awichがホストを務める沖縄コンピレーション『098RADIO』シリーズにも常連として参加している。

代表曲

C.H.I.C.O.

2014年の『戦極MC感謝祭 其の二 ミュージックビデオ杯』優勝を受けてミュージックビデオとして発表された、初期の代表曲。1stアルバム『Carlito's Way』にはAlbum Editで収録された。自身の身長158.8cmを織り込んだ自己紹介的なリリックでも知られる。公式チャンネルでのMV公開は確認できないため、ここではApple Musicへのリンクを掲載する。

Apple Musicで聴く

一陽来復 feat. CHOUJI, 唾奇

1stアルバム『Carlito's Way』収録。ラップを始めるきっかけを与えた唾奇と、沖縄の盟友CHOUJIを迎えた、地元への想いを歌うアンセム。アルバム初回限定特典には、崇勲とTKda黒ぶちを迎えた「一陽来復 - 大脱走 Remix」も収録された。

Apple Musicで聴く

Ryukyu Style

2020年リリースのシングル(Prod. hokuto)。沖縄のラッパーたちが多数カメオ出演するミュージックビデオも話題となり、R-指定がラジオ番組で絶賛したことでも知られる。2ndアルバム『Sandra's Son』には、CHOUJIと柊人を迎えたRemixが収録された。

27

2ndアルバム『Sandra's Son』収録。27歳の自分自身を見つめた内省的な一曲で、アルバムの世界観を象徴する楽曲。ミュージックビデオも公開されている。

Let Go feat. 柊人

3rdアルバム『Grandma's Wish』収録。同じ沖縄を拠点とするラッパー/シンガーの柊人を迎え、祖母への想いを歌った楽曲で、音楽ストリーミングサービスで1,000万回以上再生されたCHICO CARLITO最大のヒット曲。YouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」での一発撮りパフォーマンスも大きな話題となった。公式の映像はTHE FIRST TAKEのライブ歌唱のみのため、ここではApple Musicへのリンクを掲載する。

Apple Musicで聴く

The Best Kid feat. Bonbero

3rdアルバム『Grandma's Wish』の先行シングル。同世代のラッパーBonberoを迎えた、疾走感のある一曲。ミュージックビデオも公開されている。

眩しすぎて

4thアルバム『紅碧』収録(Prod. 中村泰輔)。父親となった現在の心境を歌う、近年のCHICO CARLITOを代表する一曲。ミュージックビデオも公開されている。

今後のライブ

2026年12月の公演は、確認日(2026年11月3日)時点で公式発表では確認できていない。

出典・確認日

  • CDジャーナル(アーティストプロフィール)
  • 音楽ナタリー
  • PR TIMES(「Let Go feat. 柊人 - From THE FIRST TAKE」配信リリースほか)
  • Qetic(インタビュー)
  • Amebreak(インタビュー)
  • Shure Japan Blog(インタビュー)
  • OTOTOY(各作品ページ)
  • CDJournal(ワンマンライブ『Red and Blue』記事)
  • Spincoaster
  • Apple Music(各作品ページ、iTunes Lookup APIで確認)
  • YouTube(公式チャンネルの動画、oEmbedで確認)
  • Wikipedia「CHICO CARLITO」(補助資料)

確認日:2026年11月3日

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