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JAPANESE HIP-HOP
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アーティスト名鑑

SEAMO

読み方しーも

SEAMO(シーモ)は、名古屋を拠点に活動するラッパー、シンガーソングライター。"塾長"の愛称で知られ、1995年にシーモネーターとしてインディーズ活動を開始し、シーモネーター&DJ TAKI-SHITとして2002年にメジャーデビュー。一度は契約終了と解散を経験しながら、2005年にSEAMOと改名して再デビューを果たすと、「マタアイマショウ」「ルパン・ザ・ファイヤー」の大ヒットで第57回NHK紅白歌合戦に出場し、アルバム『Live Goes On』は初登場1位を記録した。誰もが知る名曲を大胆にサンプリングする手法と、ユーモアと涙を往復する歌詞で、ヒップホップの枠を超えて大衆層に届いた稀有な存在である。地元名古屋では夏フェス「TOKAI SUMMIT」の発起人を務めるなど、東海地区のシーンを牽引し続けてきた。

基本データ

アーティスト名 SEAMO(シーモ)
本名 高田尚輝(たかだ・なおき)
生年月日 1975年10月31日、愛知県名古屋市出身
活動期間 1995年 - (シーモネーターとして活動開始。2005年からSEAMO名義)
旧名義 シーモネーター(シーモネーター&DJ TAKI-SHIT)
デビュー 2002年、シーモネーター&DJ TAKI-SHITとしてシングル「浪漫ストリーム」でメジャーデビュー。2005年、SEAMO名義でシングル「関白」
所属・レーベル tearbridge production(事務所)。ソニー・レコード、BMG JAPAN、アリオラジャパン、ユニバーサルJ、Epic Records Japanほか
公式サイト SEAMO OFFICIAL WEB SITE

来歴

1975年、愛知県名古屋市に生まれる。名城大学附属高等学校を経て、愛知学院大学文学部宗教学科を卒業。1995年より地元名古屋、東海地区を中心に「シーモネーター」としてインディーズ活動を始め、DJ TAKI-SHITとのユニット、シーモネーター&DJ TAKI-SHITとして活動した。ライブでは海パンに天狗の面という出で立ちで、下ネタを交えたエンターテインメント性の高いパフォーマンスを展開。若きHIP HOPアーティストとのチーム「男塾」を結成し、"塾長"の愛称で親しまれた。2000年から2001年にかけて12インチシングルやミニアルバムをインディーズで発表し、2001年にはイベント「名古屋 男尻祭り」のオーガナイズを開始している。

2002年、ソニー・レコードから、米米CLUBの「浪漫飛行」を大胆にサンプリングしたシングル「浪漫ストリーム」でメジャーデビュー。全国のラジオOAチャート3位を記録するヒットとなった。同年には『シーモネーターとDJ TAKI-SHITのオールナイトニッポンR』のパーソナリティも務めた。2003年には1stアルバム『シモダス』を発売し、NHK『POP JAM』にも出演。「半熟ラバーズ」は放送禁止となった"幻の名曲"として知られる。しかし2004年、レコード会社との契約が切れてユニットは解散。一時は引退も考えたが、再デビューを目指して売り込みを続けた。

2005年、「シーモネーターとしての活動はやりつくした」との思いからSEAMOへ改名。3月にさだまさしの「関白宣言」をリメイクしたシングル「関白」で、BMG JAPANから再デビューを果たす。親交の深いBENNIE Kとのコラボレーション・シングル「a love story」がヒットし、10月には1stアルバム『Get Back On Stage』をリリースした。2006年4月の4thシングル「マタアイマショウ」は、ラブソングとしての共感がじわじわと広がる超ロングヒットとなり、着うた関連はトータル300万ダウンロードを突破。続く「ルパン・ザ・ファイヤー」は『ルパン三世のテーマ』をサンプリングしたキラーチューンで、シングル初のオリコンTOP10入りを果たした。9月の2ndアルバム『Live Goes On』は初登場1位(50万枚セールス)を記録し、年末には第57回NHK紅白歌合戦に初出場した。

2007年には映画『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ 歌うケツだけ爆弾!』の主題歌「Cry Baby」、「Fly Away」「軌跡」とヒットシングルを連発し、3rdアルバム『Round About』は初登場2位。同年夏には地元で自身企画のフェス「TOKAI SUMMIT」を立ち上げた。2008年1月には全国ツアーのファイナルで初の日本武道館公演を成功させ、母への感謝を歌った「MOTHER」は自己最高のシングル週間5位を記録。「Continue」は自身初のドラマ主題歌となり、NEWSへの「Happy Birthday」楽曲提供も行った。2009年にはアニメ『NARUTO -ナルト- 疾風伝』のエンディングテーマ「My ANSWER」を含む初のベストアルバム『Best Of SEAMO』をリリースしている。

2010年代に入ってもコンスタントに作品を発表し、女性アーティスト5人とのコラボを収めたミニアルバム『5♥WOMEN』(2010年)、5thアルバム『messenger』、シーモネーター名義の新曲も収録したコラボレーションベスト『コラボ伝説』(ともに2011年)をリリース。2012年にはユニバーサルJへ移籍し、同郷の後輩SPYAIRとのコラボシングル「ROCK THIS WAY」や6thアルバム『REVOLUTION』を発表した。2016年にはAZUとのコラボアルバム『THE SAME AS YOU』をリリースし、発起人を務めた「TOKAI SUMMIT」はこの年の10回目で幕を閉じた。同年からZIP-FM『JOYFUL』のナビゲーターも務めている。2017年には地元名古屋のアーティストたちと制作したデジタルEP『ON & 恩 & 音』がiTunes HIPHOPチャート1位を獲得。2019年にはアリオラジャパンから10thアルバム『Wave My Flag』、2020年にはデビュー15周年ベスト『PERFECT SEAMO』、2021年には11thアルバム『NORA』をリリースした。2025年にEpic Records Japanへ移り、2026年2月11日には12thアルバム『From Now to Then』を発売。デビュー20周年ツアー「SEAMO 20th ANNIVERSARY TOUR 〜to be continued〜」を開催している。

年 出来事
1995年 名古屋・東海地区でシーモネーターとしてインディーズ活動を開始
2002年 シーモネーター&DJ TAKI-SHITとして「浪漫ストリーム」でメジャーデビュー
2003年 アルバム『シモダス』発売。NHK『POP JAM』出演
2004年 契約終了によりユニット解散
2005年 SEAMOに改名し、シングル「関白」で再デビュー。BENNIE Kとの「a love story」がヒット、1stアルバム『Get Back On Stage』発売
2006年 「マタアイマショウ」「ルパン・ザ・ファイヤー」がヒット。『Live Goes On』が初登場1位。第57回NHK紅白歌合戦に初出場
2007年 「Cry Baby」などヒットシングルを連発。夏フェス「TOKAI SUMMIT」を立ち上げ。『Round About』初登場2位
2008年 初の日本武道館公演。「MOTHER」が自己最高のシングル週間5位。NEWSへ「Happy Birthday」を楽曲提供
2009年 初のベストアルバム『Best Of SEAMO』発売
2011年 『messenger』『コラボ伝説』発売。シーモネーター名義の新曲も発表
2012年 ユニバーサルJへ移籍。SPYAIRとの「ROCK THIS WAY」、『REVOLUTION』発売
2016年 AZUとのコラボアルバム『THE SAME AS YOU』発売。「TOKAI SUMMIT」が10回目で終了。ZIP-FM『JOYFUL』のナビゲーターに就任
2017年 デジタルEP『ON & 恩 & 音』がiTunes HIPHOPチャート1位
2019年 10thアルバム『Wave My Flag』発売
2020年 デビュー15周年。ベストアルバム『PERFECT SEAMO』発売
2021年 11thアルバム『NORA』発売
2026年 12thアルバム『From Now to Then』発売。デビュー20周年ツアーを開催

音楽性

SEAMOの最大の特徴は、誰もが知る楽曲を大胆にサンプリング/リメイクする手法にある。米米CLUB「浪漫飛行」を下敷きにした「浪漫ストリーム」、さだまさし「関白宣言」をリメイクした「関白」、大野雄二「ルパン三世のテーマ」をサンプリングした「ルパン・ザ・ファイヤー」、エルガー「威風堂々」をモチーフにした「Continue」、久石譲「君をのせて」を使った「キミヲワスレナイ」など、原曲の知名度をフックにしながら、自分の物語へと引き寄せる職人芸が一貫している。

もうひとつの軸は、笑いと涙の両極を行き来する歌詞世界だ。シーモネーター時代の天狗スタイルと下ネタのエンターテインメント性、「マタアイマショウ」「軌跡」のような切ないラブソング、「MOTHER」の家族への感謝、「Cry Baby」や「My ANSWER」のまっすぐなメッセージソング。その振れ幅の大きさが、ヒップホップのリスナー層を超えて家族連れやJ-POP層にまで届いた理由である。制作面ではデビュー以来、井筒"Growth"伸太郎との協働が軸となり、メロディアスなフックと歌ものの構成力が楽曲を支えている。

そして地元・名古屋への密着も欠かせない。nobodyknows+、HOME MADE 家族、AZU、SPYAIRら同郷のアーティストとのコラボレーション、夏フェス「TOKAI SUMMIT」の主宰(2007年 - 2016年、計10回)、ZIP-FMでのレギュラー番組、中日ドラゴンズにまつわるタイアップなど、"レペゼン名古屋"を実践し続ける姿勢がキャリアの背骨になっている。NEWS「Happy Birthday」、チームしゃちほこ(現 TEAM SHACHI)「首都移転計画」など、楽曲提供者としての仕事も多い。

ディスコグラフィ

※本記事のApple Musicリンクはアフィリエイトリンクです。

リリース日 タイトル 種別
2000年5月 シーアタッカー2000 ミニアルバム(インディーズ、シーモネーター&DJ TAKI-SHIT名義。Apple Musicでの配信なし)
2000年8月5日 SEA ATTACKER 2000億 シングル(インディーズ、シーモネーター&DJ TAKI-SHIT名義。Apple Musicでの配信なし)
2000年11月30日 まってたんだ(シーモネーターのテーマ) シングル(インディーズ、シーモネーター&DJ TAKI-SHIT名義。Apple Musicでの配信なし)
2001年4月1日 OH! SEAMO ミニアルバム(インディーズ、シーモネーター&DJ TAKI-SHIT名義。Apple Musicでの配信なし)
2001年10月5日 名古屋場所 コンピレーション(インディーズ、シーモネーター&DJ TAKI-SHIT名義。Apple Musicでの配信なし)
2002年3月3日 モストデンジャラスボーイ アルバム(インディーズ、シーモネーター&DJ TAKI-SHIT名義。Apple Musicでの配信なし)
2002年4月24日 浪漫ストリーム シングル(シーモネーター&DJ TAKI-SHIT名義。リンク先は『シモダス+』収録トラック)
2002年7月31日 情熱トロピカーナ シングル(シーモネーター&DJ TAKI-SHIT名義。リンク先は『シモダス+』収録トラック)
2002年11月1日 男塾伝説 コンピレーション(シーモネーター&DJ TAKI-SHIT名義。Apple Musicでの配信を確認できず)
2002年12月4日 半熟ラバーズ/まってたんだNEO シングル(シーモネーター&DJ TAKI-SHIT名義。リンク先は『シモダス+』収録「半熟ラバーズ」)
2003年2月19日 シモダス アルバム(シーモネーター&DJ TAKI-SHIT名義。リンク先は2014年の再発盤『シモダス+』)
2005年3月23日 関白 シングル
2005年7月13日 DRIVE シングル
2005年10月12日 a love story シングル(SEAMO with BENNIE K名義)
2005年10月26日 Get Back On Stage 1stアルバム
2006年4月5日 マタアイマショウ シングル
2006年7月26日 ルパン・ザ・ファイヤー シングル
2006年9月20日 Live Goes On 2ndアルバム
2007年4月18日 Cry Baby シングル
2007年7月25日 Fly Away シングル
2007年9月26日 軌跡 シングル
2007年10月31日 Round About 3rdアルバム
2008年5月7日 MOTHER シングル
2008年6月18日 Honey Honey feat. AYUSE KOZUE シングル
2008年6月18日 Stock Delivery コレクションアルバム
2008年10月15日 Continue シングル
2008年11月26日 SCRAP & BUILD 4thアルバム
2009年8月19日 My ANSWER/不景気なんてぶっとばせ!! シングル
2009年9月23日 キミヲワスレナイ feat. AYUSE KOZUE 配信シングル
2009年10月7日 Best Of SEAMO ベストアルバム
2010年2月17日 終わりと始まり/Lost Boy シングル
2010年8月4日 海へいこう シングル
2010年12月15日 5♥WOMEN ミニアルバム
2011年4月6日 約束 シングル
2011年4月27日 messenger 5thアルバム
2011年7月27日 ONE LIFE ミニアルバム
2011年8月24日 コラボ伝説 コラボレーションベスト
2011年8月31日 HOLD MY HAND チャリティー配信シングル(HOME MADE 家族、nobodyknows+、SEAMO名義。Apple Musicでの単独配信を確認できず)
2012年6月6日 君に1日1回「好き」と言う シングル
2012年8月8日 汚れた翼で シングル
2012年10月17日 ROCK THIS WAY シングル(SEAMO×SPYAIR名義)
2012年11月7日 REVOLUTION 6thアルバム
2013年12月18日 TO THE FUTURE 7thアルバム
2014年1月22日 LOVE SONG COLLECTION コレクションアルバム(Apple Musicでの配信なし)
2014年1月22日 どちらもほんとう どちらもうそ 配信シングル
2016年1月13日 DACARENA 配信シングル
2016年1月13日 Anywhere Door 配信シングル(SEAMO & AZU名義)
2016年2月3日 THE SAME AS YOU コラボアルバム(SEAMO & AZU名義)
2017年6月7日 ON & 恩 & 音 配信EP
2017年11月19日 続・ON & 恩 & 音 配信EP
2018年2月14日 Moshi Moseamo? 8thアルバム
2019年2月20日 Glory 9thアルバム
2019年9月6日 大人になりました 配信シングル
2019年9月13日 Wave Your Flag 配信シングル(SEAMO、CRYSTAL BOY、KURO、Socks名義)
2019年9月20日 アンビリーバブル 配信シングル
2019年10月4日 終わり良ければ全て良し 配信シングル
2019年10月9日 Wave My Flag 10thアルバム
2019年12月18日 マタアイマショウ Hybrid Mixture Remix 配信シングル
2020年1月22日 PERFECT SEAMO ベストアルバム
2021年2月6日 Slow Burning 配信シングル
2021年3月6日 NORA 11thアルバム
2022年12月14日 紡ぐ 配信シングル
2022年12月14日 エアハグ 配信シングル
2023年10月2日 ZIPANG 配信シングル(SEAMO、Crystal Boy、KURO、SOCKS、村屋光二、IKE、hibiki from lol名義)
2025年7月7日 裸でどつきあい feat. May'n 配信シングル
2025年7月23日 IRO-IRO 配信シングル(SEAMO & BANTY FOOT名義)
2026年2月11日 From Now to Then 12thアルバム

代表曲

浪漫ストリーム(シーモネーター&DJ TAKI-SHIT)

シーモネーター&DJ TAKI-SHITのメジャーデビューシングル(2002年)。米米CLUBの「浪漫飛行」を大胆にサンプリングし、全国のラジオOAチャート3位を記録した。SEAMOのキャリアを貫く"有名曲サンプリング"の原点。

Apple Musicで聴く(『シモダス+』収録)

a love story(SEAMO with BENNIE K)

BENNIE Kとのコラボレーション・シングル(2005年)。SEAMO改名後の再デビューを決定づけたヒット曲で、1stアルバム『Get Back On Stage』にもアルバムバージョンが収録された。シーモネーター時代にBENNIE Kの作品へ参加していた縁から生まれた共演でもある。

Apple Musicで聴く

マタアイマショウ

4thシングル(2006年)。別れを歌ったラブソングがリスナーの共感を集めて超ロングヒットとなり、着うた関連は300万ダウンロードを突破。第57回NHK紅白歌合戦でも歌唱された、SEAMO最大の代表曲。ここでは2019年にデビュー15周年記念として公開された、15th Anniversary ver.の公式ミュージックビデオを掲載する。

ルパン・ザ・ファイヤー

5thシングル(2006年)。大野雄二の「ルパン三世のテーマ」をサンプリングしたキラーチューンで、シングル初のオリコンTOP10入りを果たした。「マタアイマショウ」とともに紅白歌合戦でも披露された。

Cry Baby

6thシングル(2007年)。映画『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ 歌うケツだけ爆弾!』の主題歌。夢に向かう青年の挫折と再起を歌い、大人から子どもまで幅広い層に届いたメッセージソング。

MOTHER

9thシングル(2008年)。母への感謝と謝罪を手紙のように綴った楽曲で、自己最高のシングル週間5位を記録した。SEAMOの"泣けるラブソング/メッセージソング"の書き手としての評価を決定づけた一曲。

Continue

11thシングル(2008年)。エルガーの「威風堂々」をモチーフにした応援歌で、読売テレビ・日本テレビ系ドラマ『夢をかなえるゾウ』の主題歌として、自身初のドラマタイアップとなった。

今後のライブ

2026年12月については、PLAY MAGAZINEのライブ情報にSEAMOの出演公演は掲載されていない(確認日時点)。直近では2026年2月11日に12thアルバム『From Now to Then』をリリースし、デビュー20周年ツアー「SEAMO 20th ANNIVERSARY TOUR 〜to be continued〜」を開催している。今後の公演情報は公式サイトで発表され次第、本欄とPLAY MAGAZINEのライブ情報で案内する。

出典・確認日

  • SEAMO 公式サイト(プロフィール/ニュース)
  • 名城大学 公式サイト「REALIZE Stories」(卒業生紹介、本名の確認)
  • ORICON NEWS(プロフィール/作品データベース/発売日確認)
  • JBISサーチ「馬主って、こんなに楽しい」第5回 SEAMOさん(本人インタビュー)
  • Apple Music(各作品ページ)
  • Wikipedia「SEAMO」「シーモネーター&DJ TAKI-SHIT」(補助資料)

確認日:2026年11月2日

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