はじめに
みなさんは、頑張りたい時やモチベーションを上げたい時、もしくは落ち込んだ時や元気を出したい時にいつも聴く決まった音楽はありますか?
辛い時、落ち込んだ時や、ここぞ!って時にはモチベーションを上げるような、奮い立たせてくれる曲を聴いて「よし!やってやるぞ」って気合を入れる方も多いと思います。
今回は、私が頑張りたい時に必ず聴く日本語ラップを5曲ご紹介します!もし気にいっていただければ、ぜひスマホや音楽プレイヤーに入れて、ここぞって時に聴いてくださいね!
michita feat. MOUTHPEACE - それでもあなたの道を行け
2008年03月に出したMichitaのアルバム。「TWO」に収録。
熊本県熊本市在住。自ら経営する飲食店を生業とし、音楽活動を続ける市民ラッパーのMOUTHPEACEと、北海道の広大な大地で、心動かすビートを創り続ける一人の男Michitaがフィーチャリングした曲。
MichitaがJazzやSoul、Funkなどのブラックミュージックに影響を受けているのもあり、繊細なトラックが特徴的でなのでNujabesが好きな人なんかは割と好きなのではないかと思う。
「あせらず あきらめず 汗をかき ありのまま歩き続ける」このリリックは当たり前のことを歌っているのだが、スッと心に染み入り、自分の心が苦しい時、キツイ時、悲しい時に方の力を抜くことができるだろう。
同じくmichita feat. MOUTHPEACEの曲「何度でも」もすごくいいので聴いてみて欲しい。
GAGLE - うぶこえ(See the light of day)
東日本大震災を受けて発表したチャリティーソング。
2011年3月11日に発生した地震、「東北地方太平洋沖地震」いわゆる東日本大震災。当時東京にいた自分でさえ相当な思いをしたので、東北にいらっしゃった方の苦労は想像に絶するものだっただろう。
そんな中、東北在住のGAGLEから発表されたこの曲には、たくさんの人が勇気づけられたと思う。私の東北在住の友人も、「絶望的な状況だったけど、この曲を聴いてもう一度頑張ろうと思えた」と言っていた。
DJ Mitsu the Beatsによるすーっと染み渡る情緒的なトラック、そして真摯なHUNGERのリリック、東北、そして日本へ送る『忘れてはならないメッセージ』を込めた、素晴らしいナンバー。
また、本作はJAZZYSPORTのアナログリリース記念すべき100作品目でもあった。
446 & SHINGO★西成 - 「生きる」っていうこと
大阪泉州を拠点に活動する大阪を代表するサウンドBURN DOWNのお馴染みのコンピレーションアルバムSOUTH YAAD MUZIK COMPILATION vol.6(2012年12月12日発売)に収録された、レゲエアーティストの446(ヨシロー)とSHINGO★西成のフィーチャリング曲。446はRUDEBWOY FUNK RECORDSの代表を務めるアーティスト。
「生きるっていることは なんて素晴らしいことや!」から始まるこの歌は、生きることの素晴らしさ、苦しいこと、嫌なことがあっても乗り越えていけることなどを歌っており、落ち込んだ時やしんどい時に聴きたくなる。
しかし、この曲を歌っていた446は2016年の2月17日に亡くなった。詳細な原因は不明だが、青天の霹靂ともいえるこの出来事にみなが衝撃をうけていた。
のちにSHINGO★西成とNG HEADがこの曲を元にした-「生きる」っていうことは「生きろ」っていうこと-という曲を出している。こちらも是非聴いてみて欲しい。
般若 - 黙ってやれ
「黙ってやれ」は、2018年12月19日に発売された、“筋トレ"と"HIP HOP”をテーマにして作成された『IRON SPIRIT』というアルバムの収録曲。このアルバムは、筋トレ革命家 Testosterone(テストステロン)氏とのコラボレーションアルバムでもある。
「四の五の言わずに目の前のことをやる」「言い訳の材料や誘惑が周囲にあろうとも自分の意思を強く持つ」という、「真っ直ぐいる」ためのテーマが込められている。筋トレ時はもちろん、自分を追い込み奮起させたい時にピッタリの曲だと思う。
また、このアルバム制作の発端となった2人(般若xテストステロン)のアルバム内の各楽曲に込めた思いや成り立ち、筋トレにまつわるエピソードなどの対談を軸にした書籍「筋トレ×HIPHOPが最強のソリューションである」も発売されている。ぜひこちらも読んでみることをおすすめしたい。
NORIKIYO from SD JUNKSTA - 「仕事しよう」
フックが「仕事しよう 仕事しよう 「やる事やれって仕事しろ!」」とかなり強烈なパンチラインから始まる、DJ NAO the LAIZAがビートを作成した曲。
諸先輩方へのDisともとれるリリックをユーモアを交えてラップするという、まさにこれがNORIKIYO!と言いたくなるような曲だ。
MVは実際にあった政治家浅沼稲次郎暗殺事件を参考にしたストーリー仕立てになっており、山梨県一宮を拠点に活動しているstillitimiyaが運営するスタジオ石が制作。撮影はMr.麿,青木ルーカスが担当している。
タイトルの通り、「仕事を頑張りたい」タイミングで聴きたくなる曲だ。
最後に
HIPHOPは元々が「反抗の文化」ともいうべきもので、黒人に対する差別や偏見を、当事者たちがHIPHOPという文化で自由に自己表現することで自由を勝ち取ってきました。
ここから私は、「HIPHOPこそ、頑張りたい時やモチベーションを上げたい時に聴く音楽」だと思っています。
そんなHIPHOPから、今回は、「頑張りたい時に聴きたい日本語ラップ」というタイトルでおすすめの曲を5曲ご紹介しました。
皆さんは頑張りたい時に聴く曲はこの中にありましたか?もし他にこんな曲があるよ!っておすすめの曲があればぜひ教えてください!