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JAPANESE HIP-HOP
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アーティスト名鑑

DOTAMA

読み方どたま

DOTAMA(どたま)は、栃木県佐野市出身のラッパー/MC。メガネにネクタイ、スーツ姿でステージに立つ「サラリーマンラッパー」として知られ、地元・栃木のホームセンターに約10年間勤務しながら音楽活動を続けた異色の経歴を持つ。MCバトルでは『フリースタイルダンジョン』の初代モンスターを務め、2017年にはULTIMATE MC BATTLE(UMB)GRAND CHAMPIONSHIPで悲願の全国優勝を果たした。働く人の日常を前向きに、時にシニカルに描くリリックと、痛烈なディスを両立させる日本語ラップの実力者である。

基本データ

アーティスト名 DOTAMA(どたま)
本名 非公表
生年月日 1984年11月19日
出身地 栃木県佐野市
活動期間 2003年 – 現在(2003年にMCバトル初出場、2005年に初の音源をリリース)
ジャンル ヒップホップ
職業 ラッパー、MC、ラジオパーソナリティ
所属 太田プロダクション(2021年 – )
レーベル 社会人ミュージック(2019年 – 、自主レーベル)/ 術ノ穴(2007年 – 2019年)
関連ユニット 5W1H、FINAL FRASH(ボーカル)、DOTAMA & DJ玄鳥
公式サイト DOTAMA 公式サイト

両親が教員という教員一家の長男として生まれ、学生時代にラッパ我リヤ「Super Hard」を聴いたことがきっかけでラップに傾倒。幼馴染のDUFFとの2MCユニット「5W1H」で活動を始め、栃木県立佐野高等学校の卒業後は地元のホームセンター「カンセキ」に就職した。約10年間のサラリーマン生活と音楽活動を両立させた末、2012年に脱サラして上京。スーツ姿はサラリーマン時代の人生観を持ち続けたいという思いから、その後もトレードマークとなっている。2018年には佐野市のPR大使「佐野ブランド大使」と「とちぎ未来大使」に就任し、2019年からはサッカー・サガン鳥栖のCHIEF RAP OFFICERも務めている。

来歴

2001年、テレビ番組で観た「B-BOY PARK」のMCバトルに衝撃を受け、高校卒業直後の2003年に同大会でバトルデビュー。2004年には「お黙り!ラップ道場」で審査員特別賞を受け、UMB(ULTIMATE MC BATTLE)にも初回から参加した。2005年8月にソロEP『DOTAMATICA EP』を自主制作でリリースし、2007年にFragment主宰のレーベル「術ノ穴」へ所属。同年、ジャズベーシストold machineとのコラボレーション・アルバム『DOTAMA & OLD MACHINE』を発表した。

2010年4月7日、1stアルバム『音楽ワルキューレ』を発売。2011年にはsuzumeとのアルバム『ホーリーランド』を発表し、UMBでは2005年から挑み続けた予選で初の優勝を果たして本戦準決勝まで進出した。2012年に脱サラ・上京すると、8bit作曲家USKとの『リストラクション〜自主解雇のススメ〜』を発売し、そのタイトルどおり会社員生活を題材にしたスタイルを確立。2013年にはハハノシキュウとの『13月』を発表し、戦極MCBATTLE第7章で優勝、UMB GRAND CHAMPIONSHIPでは準優勝。2014年にも戦極MCBATTLE第9章を制し、映画「TOKYO TRIBE」に出演するなど活動の幅を広げた。

2015年8月、2ndアルバム『ニューアルバム』を発売し、UMBでは再び準優勝。転機となったのは2016年で、テレビ朝日『フリースタイルダンジョン』にチャレンジャーとして出演したのち、初代モンスターに就任して一躍全国区の知名度を得た。同年にはthe telephonesの長島涼平、松本誠治、THE SUZANのRIEとロックバンドFINAL FRASHを結成し、Kuma the Sureshotとのアルバム『DIRECTORY』、ベスト・アルバム『DOTAMA BEST』を発表した。

2017年はDOTAMAの年となった。シングル「謝罪会見」を発売して全国ツアーを回り、主催ライブシリーズ「社交辞令」を開始。12月にはUMB GRAND CHAMPIONSHIP 2017で東京代表として優勝し、初出場から14年越しの全国制覇を成し遂げた。2018年3月には3rdアルバム『悪役』を発売し、自伝『怒れる頭』を出版。佐野市公式PRソング「MY CITY」は、ふるさと動画大賞で審査委員賞を受賞した。

2019年3月、約15年間所属した術ノ穴から独立し、自主レーベル「社会人ミュージック」を設立。12月には4thアルバム『社会人』を発売した。2020年にはミニアルバム『サバイバル』とライブアルバム『ニューワンマン5〜入社式〜』を同時リリース。2021年4月には芸能事務所・太田プロダクションに所属し、テレビ・ラジオ・CMへの出演をさらに広げた。2022年以降もシングルを継続的に配信し、MCバトルでも優勝を重ねている。2025年にはビートメイカーのDJ玄鳥とのコンビでEP『バジリスク』『リヴァイアサン』を発表。2026年4月26日には、前作から約6年半ぶりとなる5thアルバム『無礼講』を発売した。主催シリーズ「社交辞令」はvol.44を数え、ツアーも行われている。

年 出来事
2003年 B-BOY PARK 2003でMCバトル初出場
2005年 ソロEP『DOTAMATICA EP』を自主制作でリリース
2007年 レーベル「術ノ穴」に所属。old machineとのアルバム『DOTAMA & OLD MACHINE』発売
2010年 1stアルバム『音楽ワルキューレ』発売
2012年 約10年間勤めたホームセンターを退職し上京。USKとのアルバム『リストラクション〜自主解雇のススメ〜』発売
2013年 戦極MCBATTLE 第7章 優勝。UMB GRAND CHAMPIONSHIP 準優勝。ハハノシキュウとのアルバム『13月』発売
2014年 戦極MCBATTLE 第9章 優勝。映画「TOKYO TRIBE」出演
2015年 2ndアルバム『ニューアルバム』発売。UMB GRAND CHAMPIONSHIP 準優勝
2016年 『フリースタイルダンジョン』初代モンスターに就任。FINAL FRASH結成。『DIRECTORY』『DOTAMA BEST』発売
2017年 UMB GRAND CHAMPIONSHIP 2017 優勝。シングル「謝罪会見」発売。主催ライブ「社交辞令」開始
2018年 3rdアルバム『悪役』発売。自伝『怒れる頭』出版。佐野ブランド大使・とちぎ未来大使に就任。ミニアルバム『MAJESTIC』発売
2019年 術ノ穴から独立し自主レーベル「社会人ミュージック」設立。4thアルバム『社会人』発売。サガン鳥栖 CHIEF RAP OFFICER就任
2020年 ミニアルバム『サバイバル』とライブアルバム『ニューワンマン5〜入社式〜』を同時リリース
2021年 太田プロダクションに所属
2025年 DJ玄鳥とのEP『バジリスク』発売
2026年 5thアルバム『無礼講』発売(約6年半ぶり)。DJ玄鳥とのEP『リヴァイアサン』発売

音楽性

DOTAMAの音楽の中核にあるのは、「働く人」の視点である。通勤、会議、上司と部下、働き方改革——サラリーマン生活で得た実感を題材に、現代社会を前向きに、時にシニカルに描くリリックは、自身の代表作『リストラクション〜自主解雇のススメ〜』『社会人』のタイトルにも表れている。地元・栃木への愛着も一貫したテーマで、「栃木のラッパー」シリーズや佐野市公式PRソング「MY CITY」のように、都会への劣等感すら笑いと誇りに変えてきた。

ラップの技術面では、滑舌の良い高速のフロウと、言葉遊びを交えた精密なライムが武器。MCバトルでは力強く高い声で相手に痛烈なディスを浴びせるスタイルから「ディスの極みメガネ」の異名を持つ一方、楽曲ではユーモアと自虐を効かせたエンターテインメント性の高い表現を使い分ける。トラックはFragment、USK、XLII、DJ WATARAIらが手がけ、エレクトロニックなビートからバンドサウンドまで幅広い。ロックバンドFINAL FRASHでの活動や、DJ玄鳥とのコンビなど、ヒップホップの枠を越えたコラボレーションにも積極的だ。

ディスコグラフィ

※本記事のApple Musicリンクはアフィリエイトリンクです。

リリース日 タイトル 種別
2005年8月 DOTAMATICA EP EP(自主制作/Apple Musicでの配信なし)
2006年4月1日 滅びの目撃者 EP(5W1H名義)
2007年9月4日 DOTAMA & OLD MACHINE コラボレーション・アルバム
2010年4月7日 音楽ワルキューレ 1stアルバム
2011年1月19日 ホーリーランド コラボレーション・アルバム(DOTAMA×suzume)
2011年2月2日 今日のワルキューレ シングル(今日のワルキューレ名義/Apple Musicでの配信なし)
2012年7月13日 リストラクション〜自主解雇のススメ〜 コラボレーション・アルバム(DOTAMA×USK)
2012年8月10日 スキナウタ E.P. EP(DOTAMA×USK/Apple Musicでの配信なし)
2013年9月13日 13月 コラボレーション・アルバム(DOTAMA×ハハノシキュウ)
2015年8月12日 ニューアルバム 2ndアルバム
2016年6月1日 FINAL FRASH ミニアルバム(FINAL FRASH名義)
2016年7月3日 WINNERS〜Monsters War〜 シングル(DOTAMA×掌幻×Dragon One)
2016年9月1日 DIRECTORY コラボレーション・アルバム(DOTAMA×Kuma the Sureshot)
2016年12月21日 DOTAMA BEST ベスト・アルバム
2017年3月29日 FINAL FRASH FESTIVAL アルバム(FINAL FRASH名義)
2017年6月21日 謝罪会見 シングル
2017年10月4日 俺たちゃ妖怪人間!〜人間目指して何が悪い〜 配信シングル
2018年2月1日 TAG SHIT (Track by dj honda) 配信シングル(輪入道 × DOTAMA × mu-ton)
2018年3月21日 悪役 3rdアルバム
2018年8月29日 図案〜create the future〜 配信シングル
2018年10月3日 MY CITY 配信シングル
2018年12月5日 MAJESTIC ミニアルバム
2019年8月17日 スーダラ節 feat.BUSINESS FISH 配信シングル(Apple Musicでの配信なし)
2019年12月11日 社会人 4thアルバム
2020年6月17日 RISE 配信シングル
2020年9月16日 サバイバル ミニアルバム
2020年9月16日 『ニューワンマン5〜入社式〜』at TSUTAYA O-nest 2019.12.30 (Live) ライブ・アルバム
2021年7月7日 Kingsman feat. 晋平太 & DJ MOTOHIRO 配信シングル
2021年9月8日 Do The Rhyme Thing feat. SAM & DJ YU-TA 配信シングル
2021年12月3日 赤っ恥 配信シングル
2021年12月23日 反吐 feat. 呂布カルマ 配信シングル
2022年2月17日 無礼講 配信シングル
2022年2月28日 BURN feat. Itaq & 輪入道 配信シングル
2022年11月30日 歩こう。佐賀県。 配信シングル
2022年12月22日 New Year's Card 配信シングル
2023年7月12日 BLOW UP 配信シングル
2023年10月26日 TRIDENT feat. MAKA & SAM 配信シングル
2024年4月26日 踊っていただけますかBABY 配信シングル
2024年8月29日 DIABOLO 配信シングル
2024年9月29日 THE BOYS feat. MC MOGURA 配信シングル
2025年1月18日 青天の霹靂 feat. T-iD & KEN THE 390 配信シングル
2025年4月6日 仰げば尊きPRECIOUS 配信シングル
2025年7月3日 チュート採用 配信シングル(DOTAMA & DJ玄鳥)
2025年8月29日 バジリスク EP(DOTAMA & DJ玄鳥)
2025年11月7日 コメディアン feat. ふぁんく 配信シングル
2025年12月3日 親父の小言2025 feat. NAIKA MC [Remix] 配信シングル
2026年2月14日 リヴァイアサン EP(DOTAMA & DJ玄鳥)
2026年4月26日 無礼講 5thアルバム(Apple Musicでの配信なし)
2026年7月7日 フェニックス 配信シングル(DOTAMA & DJ玄鳥)

5thアルバム『無礼講』(2026年)は、確認日時点でApple Musicでの配信が確認できなかったためリンクを付けていない。客演のみの作品(「スターゲイト feat. DOTAMA」など)は本表に含めていない。

代表曲

音楽ワルキューレ2

2ndアルバム『ニューアルバム』の冒頭を飾る、DOTAMAの自己紹介的名曲。1stアルバムの表題曲「音楽ワルキューレ」の続編で、Fragmentのトラックに乗せて経歴と矜持を高速でまくし立てる。ライブでも長く歌い継がれるアンセム。

謝罪会見

「ディスり過ぎてごめんなさい」と謝罪会見の形式で自らの毒舌をネタにした、DOTAMAの出世作。『フリースタイルダンジョン』での活躍と地続きにバイラルヒットし、同名の全国ツアーも開催された。3rdアルバム『悪役』にも収録。

悪役

3rdアルバム『悪役』の表題曲。「どいつもこいつもクソったれ」と歌い出す攻撃的なフックと、悪役を自認するペルソナがDOTAMAのバトルMCとしての一面を凝縮している。

本音 feat. 般若

ベスト・アルバム『DOTAMA BEST』収録。MASAYOSHI IIMORIのプロデュースで、バトルでも因縁のある般若を迎えた共演曲。「本音」をテーマに、両者の異なるスタイルがぶつかり合う。

MY CITY

故郷・栃木県佐野市の公式PRソング。生まれ故郷への思いを歌った楽曲で、さのまる(佐野ブランドキャラクター)と共演したプロモーションビデオは第2回ふるさと動画大賞で審査委員賞を受賞した。ミニアルバム『MAJESTIC』にも収録。

無責任

約6年半ぶりの5thアルバム『無礼講』収録曲。XLIIのプロデュースによる楽曲で、40代を迎えたDOTAMAの現在地を示す最新作からの代表曲。

バトル戦績

DOTAMAは2003年のB-BOY PARK初出場以来、20年以上にわたってMCバトルの第一線で戦い続けてきた。UMBには初回から参加し、予選敗退と準優勝を繰り返した末に2017年、悲願の全国優勝を果たした苦労人でもある。テレビ朝日『フリースタイルダンジョン』では初代モンスターとしてラスボスに次ぐ門番を務め、40代を迎えた現在も大型大会で優勝を重ねている。

  • 2003年:B-BOY PARK 2003 初出場
  • 2004年:お黙り!ラップ道場 審査員特別賞
  • 2009年:UMB REVENGE 準優勝
  • 2011年:UMB 東京予選 優勝(予選優勝は初)、本戦 準決勝進出
  • 2013年:戦極MCBATTLE 第7章 優勝/UMB GRAND CHAMPIONSHIP 準優勝
  • 2014年:戦極MCBATTLE 第9章 優勝/UMB 栃木予選 優勝
  • 2015年:UMB GRAND CHAMPIONSHIP 準優勝
  • 2016年:『フリースタイルダンジョン』初代モンスター/AbemaTV「Monsters War」優勝(チームDOTAMA)
  • 2017年:UMB GRAND CHAMPIONSHIP 優勝/「Monsters War 2017」優勝(チーム輪入道)
  • 2020年:「フリースタイルMonsters War2020」優勝(チーム・ブラックカンパニー)
  • 2022年:JUNGLE FEVER 優勝/戦極vs凱旋 MCBATTLE LAST VISION 優勝
  • 2023年:破天鬼7 優勝/戦極MCBATTLE 第30章 優勝(栃木9900万パワーズ)/凱旋MC battle Special2023 優勝/Dis4U#10 優勝

今後のライブ

2026年12月は、主催シリーズの最新回を含む3公演への出演が発表されている。いずれもPLAY MAGAZINEのライブ情報で詳細を紹介している。

出典・確認日

  • DOTAMA 公式サイト(dotamatica.com)
  • ORICON NEWS(プロフィール/作品データベース/太田プロダクション所属インタビュー)
  • 音楽ナタリー(『無礼講』『社交辞令』記事/「ジャパニーズMCバトル:PAST<FUTURE」対談)
  • PR TIMES(株式会社エクシング「JOYSOUND X1」WEB CM 発表資料)
  • 栃木県佐野市 公式資料(ふるさと動画大賞 講評資料)
  • Apple Music(各作品ページ)
  • Wikipedia「DOTAMA」「FINAL FRASH」(補助資料)

確認日:2026年11月2日

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