UMBの本戦で延長戦までもつれ込むバトルを演じた男が、音源では海辺の風景と日常をチルに歌う。この二面性がfuugaの面白さだ。鳥取に生まれ、進学で広島・尾道へ渡り、ドロップアウトして尾道に残り、今は鳥取県倉吉市から発信する。拠点を移しながら、その土地の空気をそのまま楽曲に変えてきたラッパーである。
基本データ
| 名義 | fuuga |
|---|---|
| 読みがな | ふうが |
| 出身 | 鳥取県 |
| 生年月日 | 1995年12月19日(イベント主催者の掲載プロフィールによる) |
| 拠点 | 鳥取県倉吉市(広島県尾道市を経て) |
| 活動形態 | ラッパー(ソロ) |
| 公式SNS等 | 公式サイト(fuuga-official)/Instagram:@fuuga.085/X:@fuuga_hiroshima |
来歴
鳥取に生まれたfuugaは、高校卒業後の進学で広島県尾道市へ移り、その地で本格的にキャリアを始めた。学校を中退した後も尾道に残り、地元のシーンで活動を続けた経歴を持つ。尾道時代の楽曲には、瀬戸内の海と坂の町の空気が色濃く残っている。
バトルでは、2021年のKING OF KINGS西日本大会に鳥取代表として出場。2022年にはJAKEが主催するUMB鳥取予選を制し、本戦(2022年12月23日、CLUB CITTA'川崎)に出場した。1回戦の相手はCROWN-Dで、延長戦の末に敗れたものの、本戦のステージで互角に渡り合った記録はこの人の実力を証明している。その後は鳥取県倉吉市へ拠点を移し、現在は倉吉を中心に活動している。
音源面では、2021年の「flowery」、2023年の「muddy」、2024年の「misty」と、3曲入りのEP3部作を季節のように積み重ねてきた。2025年には地元プロデューサーのdaijuとの共作EP『OTEMOTO 2』を経て、7曲入りのアルバム『Profu』をリリース。BeNeやdobiyといった同世代との共作も多く、ソロの世界観とクルー的な連帯の両方を持っている。
年表
| 時期 | 出来事 |
|---|---|
| 1995年12月19日 | 鳥取県に生まれる(主催者プロフィールによる) |
| 2014年頃 | 進学で広島県尾道市へ移住し、キャリアを開始 |
| 2021年 | KING OF KINGS 2021西日本大会に鳥取代表として出場。EP「flowery」をリリース |
| 2022年 | UMB鳥取予選優勝。本戦1回戦でCROWN-Dに延長戦の末敗退 |
| 2023年6月24日 | EP「muddy」をリリース |
| 2024年6月15日 | dobiyとのEP「misty」をリリース |
| 2025年9月20日 | アルバム『Profu』をリリース |
バトル戦績
記録として残る主な戦績は、KING OF KINGS 2021西日本大会への鳥取代表としての出場と、UMB2022鳥取予選優勝・本戦出場(1回戦でCROWN-Dに延長戦の末敗退)。予選を勝ち上がって本戦の延長まで持ち込んだという事実は、バトラーとしての地力を示している。ただ、この人の本領はバトル一辺倒ではない。次の音楽性の項で書く通り、音源の顔はまるで違う。
音楽性
fuugaの音源は、バトルの経歴からは想像しにくいほど穏やかだ。チルでメロディアスなトラックに、海、雨、夜の街といった風景と日常の感情を載せる。「crazy lazy blue」のMVに映る海辺の空気感が、この人の音源の世界をよく表している。バトルで培った言葉の精度が、攻撃ではなく描写に使われているのが特徴だ。バトラーの顔と作家の顔、その落差こそがfuugaというラッパーの「一点」だと思う。
ディスコグラフィ
※本記事のApple Musicリンクはアフィリエイトリンクです。
| 発売日 | タイトル | 備考 |
|---|---|---|
| 2021-06-05 | flowery(fuuga & hibiki) | EP3部作の第1弾(全3曲)。公式ではEP、Apple Musicでは「- Single」表記 |
| 2022-06-22 | #In Character - EP(fuuga & BeNe) | 共作EP(全4曲) |
| 2023-06-24 | muddy(fuuga & hibiki) | EP3部作の第2弾(全3曲)。Apple Musicでは「- Single」表記 |
| 2024-06-15 | misty(fuuga & dobiy) | EP3部作の第3弾(全3曲)。Apple Musicでは「- Single」表記 |
| 2025-08-27 | OTEMOTO 2 - EP(daiju & fuuga) | 共作EP(全5曲) |
| 2025-09-20 | Profu | アルバム(全7曲) |
主なシングル:you got it dude、Magic(いずれもhibikiとの共作)、Otemoto(daijuとの共作)、DEKKAI(daijuとの共作)、Nighty(2024年)、Have Mercy(2024年)、Friendly(2025年)、Holy Night(2025年)、Muda(2026年)、Jabba the Hutt(2026年)、Yoka(2026年)、Curvy(2026年)。客演ではYackle「DiDi (feat. fuuga)」(2024年)など。
代表曲
- 「crazy lazy blue」——EP「flowery」収録。海辺で撮影された公式MVが、この人のチルな世界観の入口として最適な一曲。まず映像ごと観てほしい。
- 「小雨」——dobiyとの「misty」収録。雨の日の静かな感情を描く小品で、描写の細かさが光る。
- 「セニョールピンク」——アルバム『Profu』収録。近年の到達点を示す一曲で、メロディアスなフックの完成度が高い。
- 「DEKKAI」——daijuとの共作シングル。タイトル通りの大きさで地元を歌う、ライブ映えする一曲。
関連リンク
- JAKE(同郷のラッパー。主催するUMB鳥取予選を制した)
- HI-KING TAKASE(KING OF KINGS 2021西日本大会に出場)
出典・確認日
- 鳥取本通商店街(出演者プロフィール)
- fuuga公式サイト
- jp-hphp(MCバトル戦績データベース)
- Apple Music / iTunes(作品登録情報)
- YouTube公式チャンネル
- 確認日:2026年11月8日
