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アーティスト名鑑

SEEDA

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東京都練馬区出身のラッパーSEEDAのプロフィール。『花と雨』をはじめとする全ディスコグラフィ、代表曲の公式MV、来歴を出典付きで徹底解説。

読み方しーだ

SEEDA(シーダ)は、東京都練馬区出身のラッパー。幼少期をロンドンで過ごし、1999年にSHIDA名義でアルバムデビュー。2003年に川崎のクルー・SCARSへ加入し、2006年、BACHLOGICの全面プロデュースによる『花と雨』で日本語ラップの歴史に残るクラシックを生んだ。バイリンガルなフローと、ストリートの生活を一人称で描くリリックでシーンを代表する存在となり、2009年にはシングル「WISDOM」がオリコン週間8位を記録。DJ ISSOとの『CONCRETE GREEN』や「ニートtokyo」の主宰など、若手を紹介する役割も担ってきた。2025年に13年ぶりの『親子星』を発表。ABEMA「RAPSTAR」の審査員も務める。

基本データ

アーティスト名 SEEDA(シーダ)。初期名義はSHIDA
本名 非公表
生年月日 1980年11月17日
出身地 東京都練馬区
身長・血液型 非公表
活動開始 1996年頃にラップを開始。1999年にアルバムデビュー
所属・レーベル CONCRETE GREEN(CCG)を拠点に活動。2011〜2012年にはEMIミュージック・ジャパンからメジャー作2枚を発表
関連グループ SCARS(2003年加入。川崎を拠点とするクルー)

来歴

ロンドンで幼少期を過ごし、帰国後の1996年頃にラップを始める。グループManeuvaを経て、1999年、SHIDA名義でI-DeAプロデュースの1stアルバム『デトネイター』を19歳で発表。2003年に川崎のヒップホップグループSCARSへ加入し、同年に『FLASH SOUNDS PRESENTS ILL VIBE』を、2005年には初のフルアルバム『GREEN』をリリースした。

2006年は転機の年となった。DJ ISSOとMIX CDシリーズ『CONCRETE GREEN』を開始し、SCARSの『THE ALBUM』に参加。同年12月、Bach Logic(BACHLOGIC)が全曲をプロデュースした『花と雨』を発表する。英語を多用した初期のスタイルから、日本語を軸に自身の生活や感情を語るラップへ舵を切った本作は、亡き姉への思いを歌ったタイトル曲を含む全13曲で、日本語ラップの自伝的作品の代表例と評される。2007年の『街風』はThe SOURCE japan誌の年間アワードで最優秀ヒップホップアルバムに選ばれている。

2009年、アルバム『SEEDA』の発表後に引退を表明するも、同年10月に復帰を宣言。12月にはILL-BOSSTINOとEMI MARIAを迎えたシングル「WISDOM」がオリコン週間8位を記録し、自身初の一桁台ランクインを果たした。2010年の『BREATHE』も好評を博し、2011年にはEMIミュージック・ジャパンへ移籍して『瞬間 -IN THE MOMENT-』、2012年に『23edge』を発表した。2017年にはインタビューメディア「ニートtokyo」を開始。2020年には自伝的映画『花と雨』(監督:土屋貴史、主演:笠松将)が公開された。2025年3月、13年ぶりのスタジオアルバム『親子星』を配信リリースし、大きな話題を呼んだ。

年表

1999年 SHIDA名義『デトネイター』でアルバムデビュー
2003年 SCARSに加入。『FLASH SOUNDS PRESENTS ILL VIBE』
2005年 1stフルアルバム『GREEN』
2006年 DJ ISSOと『CONCRETE GREEN』を開始。SCARS『THE ALBUM』、『花と雨』
2007年 『街風』がThe SOURCE japan誌の年間最優秀ヒップホップアルバムに
2008年 『HEAVEN』
2009年 『SEEDA』。引退表明後に復帰宣言。「WISDOM」がオリコン週間8位
2010年 ベスト盤『1999/2009』と『BREATHE』を発表
2011年 EMIミュージック・ジャパンから『瞬間 -IN THE MOMENT-』
2012年 『23edge』。歌手のEMI MARIAとの結婚を発表
2017年 インタビューメディア「ニートtokyo」をYouTubeで開始
2020年 自伝的映画『花と雨』が公開
2025年 13年ぶり『親子星』。12月にDeluxe版もリリース
2026年 『CONCRETE GREEN 12』をリリース

音楽性・スタイル

ロンドン育ちの帰国子女で、初期は日英を1つのヴァースの中で切り替えるバイリンガルスタイルが持ち味だった。タイトなライミングと変幻自在のフローに加え、ストリートの生活の緊張感や焦燥を美化せずに描くリリックで、日本における「ハスリングラップ」の先駆者の一人とされる。

転機は『花と雨』(2006年)。BACHLOGICと組んだ本作で、言葉を「届ける」ことを意識し、日本語を中心に自身の生活や家族への思いを一人称で語るスタイルを確立した。初期のI-DeA、転機以降のBACHLOGICという2人のプロデューサーとの関係が、キャリアを通じた軸になっている。

2025年の『親子星』では、父親としての視点や次世代との共作が前面に出た。かつてビーフの相手だったVERBALとの初コラボ「L.P.D.N.」も収録され、時間の経過そのものを取り込む近年のスタイルを象徴している。

ディスコグラフィ

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スタジオアルバム(全11作)

発売日 タイトル レーベル Apple Music
1999年9月10日 デトネイター P-VINE 配信なし
2003年8月10日 FLASH SOUNDS PRESENTS ILL VIBE FLASH SOUNDS/P-VINE 配信なし
2005年8月19日 GREEN FLASH SOUNDS/P-VINE 配信なし
2006年12月23日 花と雨 CONCRETE GREEN Apple Music
2007年10月17日 街風 EXIT TUNES Apple Music
2008年1月30日 HEAVEN CONCRETE GREEN Apple Music
2009年5月20日 SEEDA CONCRETE GREEN Apple Music
2010年8月25日 BREATHE KSR Apple Music
2011年9月14日 瞬間 -IN THE MOMENT- EMI Music Japan Apple Music
2012年2月29日 23edge EMI Music Japan Apple Music
2025年3月21日 親子星 CCG Apple Music
2025年12月10日 親子星 (Deluxe) CCG Apple Music

『デトネイター』はSHIDA名義のデビュー作(現在は廃盤)。初期3作はApple Music未配信。『花と雨』の発売日はCD発売日で、配信上では2006年11月10日と表示される。『親子星 (Deluxe)』は新録10曲を追加した全23曲の拡張版。

その他の作品

  • SCARS:『THE ALBUM』(2006年)、『NEXT EPISODE』(2008年)
  • リミックスアルバム:『ROOTS & BUDS』(2007年)。16FLIP vs SEEDA名義でリマスター盤『Roots & Buds [ReMastered]』(2020年、Apple Music)
  • ベストアルバム:『1999/2009』(2010年)
  • CONCRETE GREEN:DJ ISSOとのMIX CDシリーズ(2006〜2015年に13作)。『CONCRETE GREEN THE CHICAGO ALLIANCE DELUXE EDITION』(2014年、Apple Music)。2026年に『CONCRETE GREEN 12』で再始動
  • シングル:「WISDOM feat. ILL-BOSSTINO, EMI MARIA」(2009年)、「ADRENALINE 2」(SEEDA & TIGHTBOOTH、2026年)ほか

代表曲

  • 花と雨(2006年、『花と雨』収録):早逝した実姉への思いを歌った表題曲。EMI MARIAが参加し、キャリアを決定づけた一曲。MVは2020年の映画公開時に制作された。(
    )
  • ADRENALIN(2006年、『花と雨』収録):アルバムの幕開けを飾る、疾走感のあるフローの一曲。2026年には「ADRENALINE 2」も発表された。(Apple Musicで聴く)
  • 不定職者(2006年、『花と雨』収録):定職を持たない生活の不安と意地を描いた初期の象徴曲。後に続編「みたび不定職者」も作られた。(Apple Musicで聴く)
  • HOW FAR MY FRIEND(2012年、『23edge』収録):SKY BEATZプロデュースによるEMI時代の代表曲。(
    )
  • 親子星(2025年、『親子星』収録):13年ぶりのアルバムの表題曲。父親となったSEEDAの近年の到達点。(
    )
  • L.P.D.N. feat. VERBAL(2025年、『親子星』収録):2009年のビーフの当事者同士が約16年を経て初共演した一曲。MVでは2人が並んで微笑む。(
    )

ビーフと和解

2009年、TERIYAKI BOYZの「SERIOUS JAPANESE」が『花と雨』収録「Sai Bai Man」のフックを無断引用したとして、SEEDAはOKI(GEEK)と共にディス曲「TERIYAKI BEEF」を発表した。VERBALは引用を謝罪しポッドキャストで対話が行われたが、アンサーソングの応酬には至らなかった。日本語ラップ史に残るビーフとして知られる一件である。その約16年後、2025年の『親子星』でVERBALとの初コラボ「L.P.D.N.」が実現し、☆Taku Takahashi(m-flo)の仲介を経た和解が楽曲として結実した。

その他の活動

『CONCRETE GREEN』では若手の楽曲をいち早く紹介し、シーンの入口を作ってきた。2017年からはインタビューメディア「ニートtokyo」をYouTubeで主宰。ABEMAのラップオーディション番組「RAPSTAR」では審査員を務め、新世代の発掘にも関わる。私生活では、2012年に歌手のEMI MARIAと結婚した。

今後のライブ

  • 2026年12月29日(火)「STARZ 2026(『RAPSTAR 2026』FINALS)」有明アリーナ(審査員として出演):公演情報を見る

情報源:Wikipedia、KAI-YOU、音楽ナタリー、Apple Music、TuneCore Japanほか(2026年11月2日確認)。最新の情報は公式発表をご確認ください。

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