HIPHOPが好きなら、"緑の5本指"と聞けば多分すぐ"アレ"のことだ!となることでしょう。
そう、大麻です。
大麻は、ガンジャ、ウィード、草、ハッパ、チョコ、野菜、420、メリージェーン、カンナビス、緑などさまざまな呼び方があります。
日本では禁止されているものではありますが、ラッパーの中にはたびたび大麻取締法違反で逮捕者が出るなど、HIPHOPのカルチャーの中では当たり前のものとして扱われています。
世界では徐々に大麻が合法化している中で、日本も将来的に合法化される可能性はあるのではないかと考えています。
※しかし、現時点においては日本で認められていないものですので、使用しないようにしましょう。
今回は、そんな大麻について歌った日本語ラップをご紹介しようと思います。
表立って表現しているものもあれば、「え、この曲って実はそうだったの!?」って曲までたくさんありますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
LifeStash - 舐達麻
まぁ、直近の日本語ラップで大麻と言えば、だいたいこのグループでしょう。
大麻取締法違反で何度も逮捕されたり、2019年8月31日(野菜の日として有名)にアルバムを出したり、そもそもメンバーの名前に全員大麻を示唆するような言葉が入っており、BADSAIKUSHは、HIPHOPDNAのインタビューで「20年後くらいには日本で合法になってるかわからないけど、将来的に栽培したい」とも話すほど。
全員が相当な愛好家であることを窺わせます。
そんな彼らが歌う曲は大体がウィードに関するものなのですが、なかでもこの曲はかなりパンチが強いのでご紹介します。
Legalize It - Thunder ft. ジャパニーズマゲニーズ
Japanese Hiphop&Reggaeのコンビネーション合法化を願うガンジャTune。
兵庫県は尼崎市在住のレゲエDeeJayである、THUNDER(トンダ)とジャパニーズマゲニーズの曲。
ジャパニーズマゲニーズは、2018年結成のユニットです。
主に大麻について歌う“ストーナーラップ”をメインに作っており、孫GONGと竜巻一家のJAGGRA(ジャグラ)の2人で活動しています。
この曲は大麻合法化についての思いが込められており、4/20(大麻を意味する番号である420)に公開されました。
日本における大麻の間違った認識に疑問をなげるリリックとなっています。
Ganjah Ganjah - Theタイマンチーズ
ともに岡山出身のラッパー"紅桜"と、レゲエアーティスト"J-REXXX"で構成されたユニット、"The タイマンチーズ"から一曲。
この曲は、「ガンジャガンジャガンジャ〜」とストレートかつ、鮮明に耳にのこるフレーズをフックで繰り返す、かなり特徴のある曲です。
紅桜といえば、TOKONA-Xを彷彿とさせるギャングスターなキャラクターが印象的で、「方言」をうまく用いつつ、古風な印象を与えるフロウが特徴的なアーティストです。
同郷出身だからなのか、レゲエとHIPHOPの良い部分をうまく調和させた曲が特徴的なので、他の曲もぜひ聴いてみてほしいところです。
U Send Me - SEEDA
この曲は、「愛」について歌っているように聞こえるのですが、実はよく聞けばストーナー系のラップであるとわかるでしょう。
時間の描写で大麻を指す"4:20"が使われていたり、女性の名前で"Mary Jane"が使われていたりと、さまざまなところで隠語で大麻が表現されています。
「U Send Me」が収録されているアルバム『GREEN』はSEEDAの高速フロウを用いたスタイルの集大成とも言える作品です。
元ネタの声の部分での間の取り方、緩急など、どれをとってもかなり完成度の高い作品だと思います。
このアルバム以降、高速ラップというよりも、リリック重視のスタイルに変わっていったことを考えると、必聴アルバムではないでしょうか?
バッズマン - COUJI
沖縄は石垣島のアーティスト"CHOUJI"の代表曲の一つ。彼はラップ、ビート、MVやジャケットの制作、エンジニアリング、スタジオ運営までこなす多彩なアーティスト。
この曲は、ストーナーラップには珍しい軽快なトラックが特徴的で、キャッチーなフックなのもあいまってライブでも人気がある曲です。
曲中では、大麻についてのキーワードがたくさん出てきます。たとえば、バッズ・ボング・WEED・CANNABIS・緑など。
さらには、有名な曲からのサンプリング表現も多く、たとえば“指と指が触れ合うモンスター”は、有名な"緑の5本指"のパンチラインからとった、モンスター級に育った大麻草の比喩になっています。
他にも沖縄の方言や、他のアーティストからの引用などもあったりするので、ぜひ深掘りしてみてください!
まとめ
今回は、ガンジャについて書いた曲5選ということで、とりあえず5曲ピックアップしました。
まだまだ紹介したい曲があるので、もしかしたらパート2やるかもしれませんw
またその時に会いましょう!それでは!