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JAPANESE HIP-HOP
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アーティスト名鑑

TOFU

読み方とうふ

和歌山のシーンは今、この人を中心に回っていると言っていい。TOFU、2002年生まれ、和歌山市出身のラッパーだ。アトランタ直系のトラップに地元の田園風景と「米」のモチーフを載せる「RICE VIBES」の世界観、同郷のプロデューサーHomunculu$との5年以上続く全曲単位のタッグ、そしてMIKADOや7、HARKAといった同郷の次世代を束ねる求心力。『ラップスタア誕生』2020ではファイナル進出を逃しながら、審査員が「ファイナリスト以外で最も印象に残ったラッパー」として名指ししたという逆転の評価も持っている。

基本データ

名義 TOFU
読みがな とうふ(公式の読み表記は確認できていない)
出身 和歌山県和歌山市
生年 2002年(公式プロフィール)
所属 和歌山のクルーGREEN ICE(初期作のレーベル表記。2022年以降のリリースはセルフ名義)
活動形態 ラッパー(アートワークや自身のアパレルブランドのデザインも手がける)
制作パートナー Homunculu$(同郷のプロデューサー)
本名・生年月日 公式に公表されていない(本記事では記載しない)
公式SNS X/Instagram/YouTube:@youngtofuboy

来歴

2002年、和歌山県和歌山市に生まれる。和歌山のクルーGREEN ICEを拠点に、2019年8月に初期作『17 VISION』、2020年3月に『YOUNGTOFUBOY』をリリースした。2020年、ABEMAのオーディション番組『ラップスタア誕生』(RAPSTAR 2020)に出場し、3rd Stageまで進出。ファイナル進出は逃したが、番組終了後の取材で審査員がファイナリスト以外で特に印象に残ったラッパーとしてTOFU(とG:nt)の名を多く挙げたことが報じられている。決勝に残らなかった男が審査員の記憶に残るという、このエピソードが彼の出発点を象徴している。

2020年9月26日、1stアルバム『The Legend of TOFU』をリリース。全曲を同郷のプロデューサーHomunculu$が手がけ、アトランタのトラップに焦点を当てた作品として紹介された。当時18歳。収録曲「SAKURA (feat. week dudus)」のMVは、iTunes Storeのヒップホップ/ラップ・トップミュージックビデオ(英国)で1位を獲得した。地方発のラッパーのMVが海外のチャートで先に跳ねるという、後述する和歌山勢に通じる届き方の原型がここにある。

2022年3月には全曲RAGEで構成したEP『AM0:00』、2023年7月に3rdアルバム『OREO』をリリース。2024年5月には、同郷で同じ幼少を共に過ごした盟友MIKADOとのジョイントアルバム『New Vintage』を発表した。2025年11月にはHomunculu$フルプロデュースのアルバム『NEW SKOOL』をリリースし、全国リリースツアーも告知されている。1stから最新作まで同郷プロデューサーとの全曲単位の共作を続ける一貫性は、今のシーンではむしろ珍しい。

なお、2021年7月頃に2ndアルバム『LAST TEENAGE LIFE』をリリースしたと流通紹介文に記載があるが、現在のApple Music/OTOTOYのカタログでは同作を確認できない(配信終了の可能性がある)。

年表

時期 出来事
2002年 和歌山県和歌山市に生まれる
2019年8月31日 初期作『17 VISION』をリリース
2020年 『ラップスタア誕生』2020に出場し3rd Stage進出
2020年9月26日 1stアルバム『The Legend of TOFU』をリリース
2022年3月25日 EP『AM0:00』をリリース
2023年7月15日 3rdアルバム『OREO』をリリース
2024年5月18日 MIKADOとのジョイントアルバム『New Vintage』をリリース
2025年11月22日 アルバム『NEW SKOOL』をリリース

音楽性

基調はアトランタ直系のトラップだ。1stアルバムは「ラップ、フロウ、サウンド全てにおいてTrap musicの本場アトランタに焦点を当てた」作品として紹介された。一方で全曲RAGEの『AM0:00』や、Trap/Ratchet/R&Bを横断する『NEW SKOOL』など、トラップを軸に振れ幅は大きい。本人の個性を象徴する言葉として紹介文で繰り返し使われるのが「RICE VIBES」。米どころの地元・和歌山の原風景を、「RICE GARDEN」「麻田米」といった曲名にまで落とし込み、USトラップの文法に載せる二重性が特徴だ。

MIKADOとの共演では、TOFUの聴けば聴くほど味が出るバースと、MIKADOの耳に残るフックという対比で紹介されることが多い。近年の紹介文では、朝から晩まで動き回るラッパーとしてのライフスタイルをありのままにスピットする生々しいリアルさが評価の軸に増えている。和歌山シーンのパイオニアと紹介されることも多く、MIKADO、7、HARKA、T.i.G skyseaら同郷の次世代と地元アンセムを作り続ける姿勢が、レペゼンの文脈で強く支持されている。

ディスコグラフィ

※本記事のApple Musicリンクはアフィリエイトリンクです。

発売日 タイトル 備考
2019-08-31 17 VISION 初期作(全7曲)
2020-03-25 YOUNGTOFUBOY 初期作(全7曲)
2020-09-26 The Legend of TOFU 1stアルバム(全12曲)。全曲Homunculu$プロデュース
2020-09-26 The Legend of TOFU (Deluxe) デラックス版(全20曲)。「SAKURA」を収録
2022-03-25 Am0:00 EP(全9曲)。全曲RAGE
2023-07-15 Oreo 3rdアルバム(全14曲)
2024-05-18 New Vintage(TOFU & MIKADO) ジョイントアルバム(全12曲)
2025-03-30 Grow Up Grow Up - EP EP(全5曲)
2025-11-22 New Skool アルバム(全10曲)。全曲Homunculu$プロデュース

主なシングル:Rice Garden(2019年)、Wakayama Drift (feat. Mikado)(2019年)、Powerpuffboys (feat. Mikado)(2020年)、眠れない夜(2021年)、Batman (feat. Hezron)(2022年)、WHY?(2023年)、Marina(2024年)、Hotondo(2025年)、Hard Worker / Makuri (Yarimakuri)(2026年)。客演ではMARZY「Element」(2021年)、Homunculu$, 7 & TOFU「Rice Spice (Remix)」(2023年)、JAYCORPSE*「I Love Waka」(2026年、和歌山勢の集結曲)など。

代表曲

  • 「SAKURA (feat. week dudus)」——1stアルバムのデラックス版収録。MVが英国iTunesのヒップホップMVチャートで1位を獲得した、海外先行型の代表曲。
  • 「POWERPUFFBOYS (feat. MIKADO)」——初期のMIKADOとの共作。同郷タッグの原型がここにある。
  • 「Welcome 2 Wakayama」——MIKADOとのジョイント作の核。地元アンセムとしての完成度が高い。
  • 「WHY?」——『OREO』収録。問いかけのタイトル通り、内省的な一面が出た曲。
  • 「BATMAN (feat. Hezron)」——『AM0:00』期のRAGE色の強い一曲。
  • 「あれもこれも欲しい」——『NEW SKOOL』収録。等身大の欲望をそのまま言葉にする近年の書き方。
  • 「New Skool」——最新アルバムの表題曲。公式MVがないためApple Musicのプレーヤーで。

関連リンク

  • MIKADO(同郷の盟友。ジョイントアルバム『New Vintage』)
  • 7(同郷のラッパー。「Rice Spice (Remix)」などで共演)

出典・確認日

  • OTOTOYアーティストページ・各作品紹介文
  • TuneCore Japan公式アーティストページ(プロフィール)
  • Apple Music / iTunes(作品登録情報)
  • YouTube公式チャンネル(TOFU)/ABEMA HIPHOP公式
  • 確認日:2026年11月8日

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