HIPHOPはサンプリングのカルチャーだとよく言われますよね!
まずは最近聴き始めた人のためにサンプリングとは何かを簡単におさらいしましょう。
既存(過去)の音源から音(ベース音等)や歌詞の一部分を抜粋し、同じパートをループさせたり継ぎ接ぎするなど曲の構成を再構築することで名目上別の曲を作り出す手法のこと。
-サンプリング wikipediaより引用
要するに"過去の名曲のエッセンスを継承し、新しい音楽として蘇らせる"魔法のような手法ですね。
「パクリじゃないの?」なんて野暮なことは言わせません。そこには元の作品への強烈な"リスペクト"と、それをどう調理するかという"センス"が問われる、HIPHOPの根幹をなすアートフォームなんです。
この記事では、さまざまなアーティストの「元ネタ(サンプリングソース)」を探っていきます。
「この渋いベース、実は70年代のソウルだったのか!」とか「このフレーズ、あの大ネタと同じじゃん!」といった発見は、音楽を聴く楽しさを何倍にもしてくれます。
ってことで、第65回目はKANDYTOWNの第4弾です!
登録42件の残りを集めた最終盤。5曲で締めます。
これまでのKANDYTOWN編は第18回(前編)、第59回(後編)、第62回(第3弾)です。
KANDYTOWNの曲を元ネタと比較してみましょう
KANDYTOWN / Bubble Down
KANDYTOWN側の単曲音源は見つからなかったため、元ネタのみ埋め込みます。
Audio Two - Top Billin'
元ネタは、Audio Twoの「Top Billin'」。
1987年のヒップホップ・クラシック中のクラシック。あのドラムは幾度となく引用されてきました。
Audio Two - Top Billin'
KANDYTOWN / LALO
ネタ帳ではKANDYTOWN名義で登録されていますが、配信上はIO feat. MUDの楽曲です。元ネタ側の音源は特定できなかったため、KANDYTOWN(IO)側のみ埋め込みます。
IO - Lalo feat. MUD
Identical World Class Wreckin' Cru ft. Dr. Dre
元ネタ登録は、Identical World Class Wreckin' Cru ft. Dr. Dre。
Dr. Dreのキャリア最初期、World Class Wreckin' Cru時代に遡る登録です。
KANDYTOWN / DEJAVU
KANDYTOWN側の単曲音源は見つからなかったため、元ネタのみ埋め込みます。
Shirley Bassey - Light My Fire
元ネタは、Shirley Basseyの「Light My Fire」。
The Doorsの名曲を、英国のディーヴァがドラマチックに歌い上げたカバー。既視感というタイトルに、この妖しいまでの華やかさです。
Shirley Bassey - Light My Fire
KANDYTOWN / Twentyfive
KANDYTOWN側の単曲音源は見つからなかったため、元ネタのみ埋め込みます。この曲はネタ帳に2件登録があり、第59回ではQueen Latifahのネタを紹介しました。今回はもう1つの登録です。
Stanley Clarke - School Days
元ネタは、Stanley Clarkeの「School Days」。
フュージョン・ベースの金字塔。25歳という若さの曲に、ベースの神様の若き日の名演です。
Stanley Clarke - School Days
KANDYTOWN / Satisfication
KANDYTOWN側の単曲音源は見つからなかったため、元ネタのみ埋め込みます。
Ashford & Simpson - It Seems To Hang On
元ネタは、Ashford & Simpsonの「It Seems To Hang On」。
ソウル/ディスコの名デュオによる12インチ・クラシック。満足というタイトルに、この粘りのあるグルーヴです。
Ashford & Simpson - It Seems To Hang On
最後に
KANDYTOWN第4弾の元ネタは、Audio Two、Identical World Class Wreckin' Cru ft. Dr. Dre、Shirley Bassey、Stanley Clarke、Ashford & Simpsonという布陣でした。
42件の登録は4回でほぼ掘り切り。世田谷のクルーのサンプリング地図は、これでかなり全貌が見えてきました。
ではまた次の元ネタを探せ!でお会いしましょう!