夏だ!今こそHIPHOPムービーを見よう!〜The GET DOWN編〜

The GET DOWNとは

皆さんは”The GET DOWN”というドラマ作品を知っているでしょうか?

Netflix独占配信で2016年8月〜2017年4月まで2シーズン分放映されていた"HIPHOPの誕生”をテーマにしたドラマ作品です。

配信された当時はHIPHOPヘッズの間で結構話題に上がっていましたよね!

舞台は1977年のサウス・ブルンクス。

叔母の家で暮らす”ezekiel(エゼキエル)”という少年が主人公です。

彼は文章を書くのが好きで、とても高いライミングのスキルを持っていました。

普通の学校生活を送っていたエゼキエルでしたが、クラブに出入りするようになり、DJを始めたばかりのシャオリン・ファンタスティックとの出会いが彼の生活を大きく変えることになります。

グラフィティ・ライターとしても活動していたシャオリンはエゼキエルにHIPHOPを教え、エゼキエルは四人で”GET TOWN BROTHERS”を結成し、試行錯誤の末に四人はラップユニットとして活動して行くことを決意しするが・・・・。

という感じで、70年代後半のブルンクスのピークを迎えたディスコ・ブームから若者たちがどのようにしてHIPHOPカルチャーを生み出していったのかが当時の様子を再現しながら、現在のHIPHOPカルチャーの格好良さもしっかりと取り入れたドラマ作品として注目を集めました。

GET DOWNとは曲中の間奏部分、いわゆる"ブレイク"のことを指す言葉ですね!
間奏部分で一番盛り上がることに気づいたDJクール・ハークが同じレコードを二枚がけしてブレイクの部分を繋ぎ合わせたのがHIPHOPの始まりだとされています。

キャストや監督は?

製作指揮を取っていた監督は「ムーラン・ルージュ」や「華麗なるギャッツビー」など、数々のヒット作品を生み出してきた名監督である"バズ・ラーマン"。

また、関わっているメンバーには錚々たる顔ぶれが名を連ねており、伝説の”DJグランド・マスター・フラッシュ”や”カーティス・ブロウ”また、HIPHOPジャーナリストとして有名な"ネルソン・ジョージ"、ラップの監修には"NAS"が関わっています。

主人公のエゼキエルは若手俳優の"JUSTICE SMITH"(2018年のジュラシックワールド二作目や、ポケモンの実写化で主演を務める2018年注目を集める俳優ですね!)

また、主人公の友人キプリング家の長男役はウィル・スミスの息子であ理、ラッパー・俳優・デザイナーとマルチに活躍する"JADEN SMITH"が務めるなど、非常にフレッシュなキャスト陣です。

ちなみにこのドラマいろんな意味で有名になったのですが、2017年打ち切りの際には、"Netflixドラマ史上最も高額な作品"として話題を集め、12エピソードで1億2000万ドル(約134億円)のコストがかかっていたということです。

こんなに金をかけて豪華な製作陣でHIPHOPの黎明期を再現する。面白くないわけがないじゃないですか笑

ぶっちゃけ見所はどこなの?

色々書いてきましたが、どこが魅力的なのかを個人的な感想も踏まえつつ書いていきましょう。

正直言えばこのドラマはあくまでもドラマなので、忠実に当時を再現しているかと言われればそうではありません。

時代背景などはしっかりと作り込まれているなという印象で、当時の実際のニュース映像やストリートの様子を映した映像を盛り込むなど、HIPHOPの教科書的側面はしっかりとあります。

しかし、ラップのシーンに注目して見ると、どうしてもHIPHOP黎明期なのにラップが完成されてしまってる感があり、とてもカッコいいけどそんなHIPHOPこれから作って行くぜみたいなテーマのドラマがガチガチオールドスクールのかっこいいラップしてしまっていいのかという印象はあります。

ただ、黎明期のHIPHOPは好きな人は好きだと思いますが、正直ラップにハマりかけた人が聞いてもあまりカッコ良さが伝わりきらないというか、ダサい感じに捉えられてしまう側面があるからこそ、これからカルチャーに触れる若い人たち向けにその辺りはドラマ作品として作り込まれているのでしょう。まぁ、NASが監修していてカッコ悪いわけないですよね。。。笑

服装や音楽は最高に楽しいです。見ていてかっこいい、聴いてて心が踊る、そんな当時のHIPHOP黎明期のカルチャー・シーンを忠実に再現していると思います。
例えば音楽でいえばアース・ウィンド&ファイヤーの定番ディスコ・ヒッツやインクレディブル・ボンゴ・バンドの"Apache"など、ブレイク・ビーツネタはもちろん、このドラマ用に作られた楽曲の数々も素晴らしく、サントラが欲しくなってしまいます。



サントラはAPPLE MUSICで聴くことができます!オススメは"Set Me Free (feat. Nile Rodgers & The Americanos)"この曲だけでもまずは聴いてみてください。作中でこれが流れた時はもう圧巻ですよ!

服装が当時を思わせるオールドスクール期のHIPHOPを彩るアイテムがふんだんに使われています。
例えばトラック・ジャージやレザーベスト・ベルハットにスタプレスト・パンツなど、ソウル・ファンクやディスコ・ポップスが全盛期の当時からよりアグレッシヴにビートを乗りこなし、激しくダンスや力強くラップするためにはどうしてもよりスポーティーでなければいけなかった、そんなHIPHOPを追い求める若者たちの服装の変化に注目して見てほしいですね!
現在でもカッコよく着こなせるお手本のようなスタイルがたくさんでてくるのがこの"The GET DOWN"の一つの魅力だと思います!
オールドスクールの着こなしに関しては別記事で紹介してるので、みてみてください。

そんな感じで魅力がたくさん詰まったHIPHOPムービーの”The GET DOWN”はぜひオススメなので、この夏見てみてください!!!

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