【日本語ラップ】¥ellow Bucks(イエローバックス)のおすすめ曲5選

¥ellow Bucks(Yellow Bucks イエローバックス)って誰?

¥ellow Bucksは1996年8月5日生まれ。

2023年9月現在27歳の若手最有力ラッパーです。

出身は、東海地方の岐阜県高山市ですが、ここでピンと来た方は、完全に「通」。

質がいいと言われる東海HIPHOP出身で、若手No.1ラッパーと言えば彼ですね。

東海HIPHOPといえば、日本語ラップの初期からシーンをけん引してきたTOKONA-X。

そのTOKONA-Xのアルバムにも参加し今や業界の最重要人物の一人AK-69。

フリースタイルバトルでは無類の強さを誇る呂布カルマや、言わずと知れたDJ RYOなどが有名ですが、そのシーンを見ながらAK-69に憧れてラップを始めたのが¥ellow Bucksです。

「東海HIPHOPを聞いて育った、こだわりがある」と言うほどのホームリスペクトのある彼。

先輩であるTOKONA-Xの伝説のアルバム「トーカイテイオー」から名前を拝借して「ヤングトーカイテイオー」という楽曲を引っ提げ2019年にシーンに登場した¥ellow Bucksは、AKLOの言葉を借りれば「韻の方さはいわゆるトップライマー」と言っていいほどかっちりと、しっかりと韻を踏める実力派であり、クールで不敵なラップを得意としています。

この曲をシーンに投入するあたりは、自身の実力へのプレッシャーや敢えてのビッグマウスなど複数の意味があるでしょう。

しかし、ラップ、楽曲だけでなくファッションやヘアスタイル、さりげなくGUCCIを使いこなすセンスや大胆さなど、すでにラッパーとしての地位を不動のものとした感のある¥ellow Bucks。AK-69とのコラボでも、その存在感と実力を臆することなく発揮する貫禄すら感じられる¥ellow Bucksは、まさにこれからのシーンを背負っていくラッパーと言っていいでしょう。

前置きが長くなるほど魅力的な¥ellow Bucksですが、おすすめの曲をご紹介します。

“Yessir” feat. Eric.B. Jr.

¥ellow Bucksといえば、この曲、と言えるほど彼の良さが詰まった「Yessir」。

クールでダークなのに軽やかな音に乗せた、抜群のキレを発揮したラップ。「下がる気はハナからなし」と言い放つほど、自信と大胆さを兼ね備えたこの曲は、MVもド派手。

「シーンを沸かせるのも、シーンを黙らせるのも、シーンを言いまかせるのも、シーンを動かしているのも俺」と言わんばかりの¥ellow Bucks。一点の曇りもない生意気さが、今の彼の最大の武器かもしれませんね。最高にクールなこの曲、公式YouTubeでの再生回数は3000万を超え、超おすすめです。

Crown (feat. Masta Simon & Awich)

タイトルからも「次の王者は俺だ」と宣言している「Crown」。

こちらも¥ellow Bucksらしさが詰まった一曲で、よりダークで大胆不敵な色を濃くしたこの曲は、自己陶酔系の不思議な力すら感じる大作になっています。

ここでの¥ellow Bucksも超クールですが、フィーチャーしているAwichがまた最高にクールです。

楽曲の雰囲気、そこまでの¥ellow Bucksのラップであがったテンションが弾けるほどハマっているAwichを含めて、まるで海外の大物アーティストのようなメジャー感すら感じられます。個人的には、この曲が最もオススメです。

ヤングトウカイテイオー

前半の¥ellow Bucksの紹介で触れておいて、オススメしない訳には行かないのがこの曲ですね。

ラップの内容は、¥ellow Bucksの名刺代わりと言った感じで、自分への自負や自分のくぐってきた道、ラッパーとしての所信表明のような形となっています。

言わずもがなですが、かっちりと質の高い韻を踏みこなしていて、ラップをしっかり聴かせる意味も含めてシンプルでクールなトラックを使っているあたりは、流石の一言です。

この曲で感じた期待を裏切ることなく確実に成長している¥ellow Bucks、末恐ろしいですね。

GIOTF (feat. JP THE WAVY)

続いては「GIOTF」。ほかの曲よりは不敵さのある煽りの効いたトラックに乗せて、攻撃的に繰り出してくるラップは安定感抜群で超クールです。

さらに、この曲はMVも要チェックです。これ見よがしなのにさりげなくオシャレに着こなしてしまっているGUCCIのジャケット姿の¥ellow Bucksが、ものすごくカッコいいのです。

その堂々とした立ち姿は、GUCCIに着負けしていませんよね。

楽曲やラップスタイルは違いますが、KREVAやAK-69にも通じる風格すら出ていると思います。ルックスからラップに至るまで、ここまで統一感のあるラッパーはそうそういないでしょう。

AK-69 -「Bussin' feat. ¥ellow Bucks」

最後はAK-69とのコラボ曲第一弾の「Bussin'」です。

この曲は、AK-69の名義なのですが、このMVを見るとまるで二人組かのようなコンビネーションで、AK-69に対しても一切引けを取っていないところがホンモノ感満載で、素晴らしいのです。

もちろん、¥ellow Bucksに上手に胸を貸すAK-69の大きさやカッコよさ、懐の深さがあってこそ成立していることですが、見方によっては「何ならAK-69をちょっと喰っている」と言ってもいいくらいの貫禄です。

ある意味では、現王者が次の王者を指名したようなこの楽曲は、¥ellow Bucksを語るうえで、欠かせない曲なのではないかと思います。

まとめ

ここまで、¥ellow Bucksについておすすめの曲をご紹介してきましたが、いかがでしたか。

改めて¥ellow Bucksのカッコよさに気がついた方も、今回で¥ellow Bucksのファンになったという方も多いのではないでしょうか。

¥ellow Bucksをもっと知りたくなったという方もいるのでは?

そんな彼、GQジャパンのYouTube「無くてはならない10のもの-10 Essentials」内で、自己のクルー名「TO THE TOP GANG」のスタッフコーチジャケットに「WE JUST GETIN’ TO THE TOP(上に居ることじゃなく常に上を目指す進行形の気持ちが大事)」という英文をプリントしていると発言していました。音楽だけでなく、この心意気もかなりカッコいいですね。

これからも¥ellow Bucksの活動に注目していきましょう。

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